こんにちは、
岡田宰治です。
前回は「現代人の9割は姿勢が崩れている」でした。
https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12778888597.html
今回は「腕が上がらない場合は○○を軟らかくする」です。
・図入りはこちら
https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12779965261.html
・腕が上がらなくなる原因とは
腕が上がらなくなる原因はいろいろありますが、
一番多いのは肩甲骨まわりの筋肉が硬くなることです。
転倒して肩まわりを傷めた場合や、
腕を振るタイプのスポーツによって、
腕が上がらなくなることはありますが、
こんな場合は自覚があるので治療することになるでしょう。
問題は、知らない間に腕が上がらなくなる場合です。
よくあるパターンは、気づいた時には50肩になっていたような場合ですが、
還暦を超えたぐらいからバンザイしにくい人、
バンザイした時に上腕が耳に付かない人は増えてきます。
ここで、あなたも試しにバンザイしてみてください。
両上腕が耳につけば合格ですが、
片方だけ耳に付かないようなケースは結構よく見かけます。
その理由ははじめに書いたような、
肩甲骨まわりの筋肉が硬いせいで、
腕が上がりにくいケースが圧倒的に多いのです。
ではなぜ肩甲骨まわりの筋肉が硬くなるのかというと、
日常生活で全身を伸ばすような体操をしていなかったり、
腕をぐるぐる回したり上に伸ばしたりする機会が少ないと、
筋肉の柔軟性が低下しこり固まるからです。
・意外な原因とは
ところが、それ以外にも意外な原因があります。
それは、股関節が硬くなっている場合です。
このタイプの特徴は、
いくら肩や首、肩甲骨まわりをほぐしてもらっても、
鍼や電気療法を受けてその時は良くなったように見えても、
家に帰ったらまた上がらなくなることです。
わたしが40年診てきた感想としては、
腕が上がらない人の大半は股関節が硬くなっていました。
それも、腕が上がりにくい方と反対側の股関節、
たとえば右腕なら左の股関節が硬くなっているのです。
これは専門用語で相同関係といいますが、
骨格や筋肉、筋膜や皮膚を通じて繋がっているからそうなるのです。
それで股関節が硬くなると反対側の腕が上がらなくなる、
これは専門家なら理解していることですが、
一般的にはあまり知られていないようです。
・なぜ股関節は硬くなる
では、つぎに股関節が硬くなる原因です。
股関節は、球関節といって360度方向に動く関節なので、
運動やスポーツをする人なら、
痛みや違和感などのちょっとしたトラブルは日常茶飯事です。
ただし、うちにお越しになるような方は、
日常生活に支障を来している人なので、
ガチガチに固まっているケースも少なくありません。
では、具体的な例をあげてみましょう。
球技やエアロビクスなど、
脚に急激な重心移動や屈伸や捻りなど強い負荷がかかる運動。
自転車などでの転倒、足首の捻挫、膝の打撲など、
股関節への衝撃や無理な力が働くケガ。
他には、成長の過程で股関節の発育が悪かったり、
もともと可動範囲が狭く関節がゆがみやすい体質の人もいます。
それらとは対照的に日常生活の積み重ね、
座位中心の仕事や運動不足による筋力の低下、
それにともなう柔軟性の低下や股関節の可動域の減少、
これによりささいなことで股関節にゆがみが生じやすくなります。
・これらの症状は
一番多いのは、
股関節が硬くて動かしにくいという症状でしょう。
何種類かあります。
外旋しにくい(あぐらをかきにくい)、
内旋しにくい(膝から下を外に出しての正座)、
外転しにくい(股開き)、
屈曲・伸展しにくい(前後方向)があります。
この一部または全部が硬くなる場合があります。
硬くて動かしにくいというストレスにより、
疲労などで動作時による痛みが出ることがあります。
次に多いのは、足に力が入りにくいという症状。
股関節の潤滑が悪くなると、
大腿骨と骨盤のつながりが悪くなるので、
足の力が弱くなる場合があります。
たとえば、
階段を上がるときに片足だけ足が持ち上がりにくい、
歩くときに片足だけ引きずるというケース。
これらの程度が強いと炎症になりますし、
軽い場合は違和感やしっくりこない感覚が出ます。
腕が上がりにくいこととも関連しますが、
股関節のゆがみが発生すると、
首こりや肩こりへダイレクトに影響します。
たとえば、股関節にゆがみが生じると、
その影響は瞬時に背骨を介して肩に上がります。
この時、左股関節では右肩が、右股関節では左肩というように、
反対側の肩に張りやこりが現れるのが特徴です。
その延長線上として、
前述のように股関節とは反対の腕が上がりにくくなるのです。
・根本的な解消法
1.50肩のように腕が上がらない場合は、
肩甲骨まわりに対する治療として潤滑整復術の施術が必要です。
なぜなら、痛みで運動できなかったり、
筋肉や筋膜、皮膚が変質しているからです。
その場合は、時間短縮のための潤滑整復術は優れており、
施術を通すことで根治までの時間は大幅に短縮できます。
2.まだ腕が上がらなくなってから日が浅い場合は、
肩甲骨まわりと股関節の潤滑整復術であっという間に改善しますし、
運動だけでも改善させることができます。
3.特に気になる症状がないレベルであれば、
いきなり体幹インナーマッスルの運動ができます。
若返り筋メソッドの股関節の三軸体操の実践だけで、
股関節とともに腕の可動域も大きくなるのです。
この股関節三軸体操の特徴は、
従来の筋トレとくらべ比較にならないほど軽い運動で、
圧倒的な効果が得られることです。
呼吸法と伸張性筋収縮という筋肉の使い方が新しいのですが、
これは92歳の女性でもできている方法なので、
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ただし、新しい方法ゆえに自己流は難しく、
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『10年後の常識!健康のツボ』
第816号 2022年12月20日
発行者 健康水先案内人/岡田宰治
公式サイト http://ameblo.jp/baffaro7
人類健康化の水先案内人/岡田さいじ
さんのブログより転載許可を得て掲載
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!