弊誌『致知』特集にもご登場いただき、
独自の視点から歴史の出来事や偉人の足跡
を紐解いてきた歴史研究家の瀧澤中さん。
その瀧澤さんがこの度弊社から『人望力』
を発刊し、いま話題を呼んでいます。
本日は『人望力』発刊に合わせて寄稿して
いただいた文章の一部を配信いたします。
人や組織を導き発展させる「人望力」を養う
ヒントが満載です。
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(『人望力』では)例えば西南戦争で敗れた
ときの西郷隆盛や、箱館戦争で戦死した
古屋佐久左衛門なども取り上げました。
政治史で言えば、彼らは「敗者」です。しかし
西郷隆盛については、死ぬとわかっている戦場
に軍解散後も372人の人間がついていったこと
を重視しました。
そもそもこういう力がなければ、大事は
成せないのではないか。
あるいは、負けても負けても必ず人員が戻って
戦い続ける古屋佐久左衛門の衝鋒隊。彼もまた
敗者ではありますが、負けいくさが続いても
慕われ続けたことが、旧幕府軍の中で「最強」
と言われた要因でした。
では、彼らの力は何なのか。
それが表題にもなった「人望力」、
「人望の力」だと考えました。
そして彼らの行動を考察して、「人望力」は
能力というよりは、心構えであったり、
志であったり、他人を思いやる気持ちといった、
誰もが心掛ければ身につくものだと気が
つきました。
反対に能力があってもダメなケースが
よく見られます。たとえば、
実績を上げているスポーツ競技団体で、
監督・コーチを含めた運営側と選手との
関係が悪化した末の不祥事。
マスコミなどで評価が高かった大企業経営者が、
じつは莫大な額にのぼる会社のカネを使い込ん
でいたのではないか、という疑いによって
追放された事案。
あるいは、政治の世界で「きわめて有能」と
評価されながら、なぜかトップに立てない
人々。
人々を動かすのは能力というよりも、人望の力
の方が大きいのではないか。もちろん能力は
あった方が良いにきまっています。しかし、
有能でも指導者になれないのはなぜなのかと
考えたとき、そこに「人望力」の存在があると
考えました。
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!