「幸せの公式」= 考える×情熱×力能+親孝行と定義 第 2,919 号

関東で和食レストランを中心に
直営84店舗を展開する坂東太郎。

鶏肉の加工・販売を手掛け、
種鶏処理業界トップを走る鹿児島の南薩食鳥。

共に幸福創造企業を目指し、
社員・取引先・お客様の幸せを追求した経営に
邁進されています。

『致知』最新号では、
それぞれの会社を率いてきた
青谷洋治氏と徳満義弘氏に、
いかにして理念を確立し、
浸透させ、育ててきたか、
語り合っていただきました。

半世紀近くにわたるビジネス人生を通して
掴んだ幸福の条件とは?

このたび、弊社から
『代々初代』の著書も発刊された
青谷洋治氏のお話の一部をご紹介いたします。

…………………………………………………
[青谷]

一番身近な人たちの理解や応援、
これこそが最も大きな力になることを
私は今回のコロナ禍で目の当たりにしました。

ご承知の通り、コロナ禍で
外食産業は大打撃を受けました。

「レストランで食事するな」と言われましたから、
売り上げは一気に落ちます。

その時、私が考えていたのは、
「内部留保をどれだけ持ち出せるか、
収入がゼロの状態で何か月社員に
給料を払い続けられるか」
ということでした。

二〇二〇年の十二月、
当社は創業以来初めて赤字決算を出したんです。

ちょっと埋め合わせをすれば
黒字にすることはできましたが、
社長とも話して今回は敢えて
赤字を出そうということになった。

ただ、社長が「ボーナスを出す」と言ったんです。

私は社員も分かっているし、ボーナスは
利益の中の配分だから出さなくていいと。

それでも社長は自分の貯金を崩したり、
方々から搔き集めて、ほんの僅かでも
ボーナスを出すと決意が固かった。

それでいろいろな人が応援団となって、
当社のお弁当を買ってくれるだけに留まらず、
社員でもないのに一軒ずつ訪問して
お弁当の注文を取ってくれて、
中には百万円単位で食事券を買ってくれた方も
いました。


働く人を裏切らない、
取引業者さんを裏切らない、
お客様を裏切らない
ということを信条にしていかないと、
「親孝行・人間大好(だいすき)」という
理念も綺麗事で終わってしまいますし、
一人ひとりの幸せを実現することはできない。

そのことをつくづく学んだんですね。


当社には「幸せの公式」というものがあって、
「考える×情熱×力能+親孝行」で表されます。

力能というのは造語で、学び続ける力と定義
しています。

(……本誌に続く)



青谷氏と徳満氏による全9ページ分の対談の
中では、以下のようなお話が展開されています。


・半世紀近くにわたるビジネス人生
・事業承継とは魂の引き継ぎ
・逆境の只中で聞こえてきた母の声
・経営理念が働き出すには三十年を要する
・天の試練をいかに乗り越えるか

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 今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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