「気づく力」それはどんな仕事にも通じる大事なことですね 第1,177号

2018/10/12 (金) 7:28

♠ 最後はひたむきな努力で決まる ♣

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 藤井 政子(丸三証券 人材開発部参与)

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 証券大手の大和証券で、「社長賞」を

18回も受賞し、「伝説の営業」と

称された藤井政子さん。

 その圧倒的な営業力はいかにして

培われたのでしょうか。

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──様々な仕事や人生の山坂を乗り越えて

こられた藤井さんですが、一流の営業

員になるために大事なことは何

だと思われますか。

 そうですね。当たり前のことかも

しれませんが、まず一つ目は、

人として誠実であること。

 二つ目は、何事も前向きに捉える

プラス思考ができることです。

 それから三つ目は、ノウハウや技術的

な部分になりますが、気づく力が

強い・時間管理がうまい・

事前準備を怠らないということです。

 中でも、気づく力は営業員に

とってとても大事です。

 例えばお客様と面談した時に、応接室に

飾ってある絵や骨董品、使っている

マグカップなどから、その方の

性格や好み、会社の雰囲気

に気づいてそれに対応していきます。

 ですから、ただぼーっと商売の話だけ

している人より成長していきます

し、結果も出していきます。

──気づく力。それはどんな仕事

にも通じる大事なことですね。

 私の場合は、事前準備を大事にしていま

して、営業に行く前にはお客様のこと

を必ず徹底的に調べますし、先ほ

ど申しましたように、講義や

研修をする時にも、たと

え話の内容がいつも

と同じでも、「どうすれば臨場感が

出るだろう」「新鮮に聞こえる

だろう」と、必ず鏡の前で

練習しています。

 あと、最後はやっぱり、

ひたむきな努力ですね。

 特に若い人は人生経験も、知識も、

何一つお客様に敵いません。

 唯一勝てるのはひたむきな努力だけです。

 そのひたむきな努力は誰かが見てくれて

いて、必ず報われると信じています。

 一つひとつの仕事に丹誠を込めて向き

合って、常に自分を磨き高めようと

努力すれば必ず相手の方に通じるんです。

 『致知』2018年11月号【最新号】

      特集「自己を丹精する」P46

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今回も最後までお読みくださり、

             ありがとうございました。感謝!

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