NHKの名物アナウンサーが、コミュニケー
ションツールとしてのダジャレを作る
ヒントやノウハウを大紹介。
河合さんは自著でこういっている。「アメ
リカの実験で、日ごろからユーモアで人を
笑わせている人は、他の人に比べて唾液
中の風邪予防の免疫物質が高い。だか
ら笑う人だけでなく、笑わせる人に
まで身体によい影響があることになる」
のちに文化庁長官になった河合さんもダジ
ャレによる笑いを心掛けていた。日本の建
前社会ではジョークは不謹慎と思われが
ちだが人々の本音は「毎日が楽しく暮
らせたら幸せ」なのではないか。
「笑い」は、どんなに偉い人にも分け隔て
なく通じる「共通言語」だと思う。
笑顔が生まれる会話には、上下関係にとら
われない、人間としての共感がある。
人を愉快な気分にしてあげたいという思い
は、その人の遊び心とサービス精神か
ら発しているのではないか。
林家三平の評伝を読むと、彼の人生は決して
楽しいことばかりではなく、人知れず、普通
の人の何倍もの苦労や悩みがあったようだ。
それでも彼は人を笑わすことをやめなかった。
苦労を知り尽くした人間だからこそ、世の中
の悩んでいる人や苦しんでいる人の気持
ちを明るくさせる技を身につけた。
古典落語は、江戸時代から明治大正昭和初期
に作られた。庶民を中心とした情愛や善悪、
欲など、生きていくことの業を描き、
人間の本質を表現している。
何人もの噺家によって繰り返し繰り
返し語られる落語には、時代を
超えた笑いの定番がある。
後藤繁栄『後藤アナのダジャレ教室』
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!