こんにちは。
岡田です。
前回は足の付け根にあたる筋肉の大腰筋を使う
運動でしたが今回は手の付け根にあたる
柔らかく使い腕を長くなったイメージで
手を振る方法をマスターします。
大腰筋と違って胸鎖関節は直接触れられます。
喉の下の左右両側にあるボコッと飛び出している部分。
まず、その場で腕振りをして胸鎖関節(写真の印)
を触ってみてください。
腕ふりに連動して動いています。
ここが腕の付け根であることが実感できます。
ですから、歩行整体ではここを支点にして腕を振る
というイメージを持つとうまくいきます。
歩行時は胸鎖関節を支点として肘を後ろに引く
ことで肩甲骨を動かしそれが脚の振り出しを誘発し
自然と歩幅が広がるという流れができます。
この安定して歩幅が広がるためには肘の使い方
にもコツがあります。
「肘を後ろに引くのですよ」とアドバイスする
と多くの人は勘違いし肘を後ろにはね上げて
しまいます。
これでは、肩を痛めてしまいますので肘は
後ろにはね上げるのではなく身体の周りを
肘を中心に楕円運動でまわる感じ。
ちょっと解りにくいですが感じ取ってください。
いろいろ説明しましたが胸鎖関節を腕の
付け根と意識して効率的に手を振ると
肩甲骨周りがよく動きますので肩や背中の
こりが楽になるというメリットもあります。
●その場腕振り(基礎編)
足は肩幅よりも狭く開きその場で腕振りをします。
1分間
胸鎖関節→肘を後ろに引くと同時に肩甲骨も滑ります。
身体の上方から腕の振りを見ると外回りの楕円を
描いています。
決して単純な往復運動ではないので気を付けて
ください。
歩く前の準備として行うのがいいです。
●腕を長く使い歩幅を広げて歩く(応用編)
その場腕振りの要領で滑らかに大きく動く
上肢に連動して大腰筋から股関節という流れで
広い歩幅が無理をすることなく実現します。
この流れで歩くことができれば体の骨格、
筋肉、皮膚を整え内臓機能も回復力を増すという
歩行整体としての歩き方に近づいていきます。
(プラスαの心がけ)
胸鎖関節から伸びる長い腕を使って肩甲骨を
滑らしてそれがテコになって歩幅が広がる
イメージをもちましょう。
人類健康化の水先案内人/岡田さいじさんのブログ
より転載許可を得て掲載
ブログ・所長の引き出し 2016年8月29日 発行
肩こりが楽になる腕の振り方
【真理にかなった施術法&健康法の選別と開発】
大阪市住吉区帝塚山東3-4-10健康科学整体研究所
http://kenkokagaku.net/
今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。 感謝!
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