頭部のオーバーヒートが原因の肩こり -2-
前回 (第272号 2016年5月) も説明したとおり、
「うつ熱」というのは、頭など特定の部位だけ熱を
持っている状態で3種類に分けられます。
1.熱中症の初期症状
2.冷えのぼせ
3.頭脳の使いすぎ
今回は、頭部うつ熱の症状をお話ししましょう。
1.強い肩こり
前回説明したように、頭の熱を逃がす役割である
肩の筋肉がパンパンに張るために肩がこります。
2.頭からの発汗
特に理由がないのに、頭からの発汗が通常よりも
多くなってきます。
また、頭を中心に寝汗をかくようになります。
4.頭痛
この頭痛は、こめかみの奥の方が重く鈍痛があると
いった症状がほとんどで、がんがん痛むといった
キツイ症状ではありません。
5.眼がショボショボする
眼が乾きやすくなったり、少し鼻が詰まったりします
が、言われてみて始めて気づいた程度のものが多いです。
6.額に脂汗をかく
内部に熱があると、固まっていたバターが溶けてくる
ような感じで、脂肪が溶け出してきます。
特に頭の上半分に現れる傾向があります。
7.頭や首の熱感
自分の頭に手をかざしてみると、手に熱感を感じる
ようになります。
これは、縫合という隙間から熱が発散しているため
ですが、それ以外にも、赤外線として放散している
熱線も感じるからです。
さらに症状が進めば、全身症状としても微熱を持つ
ようになります。
8.めまい、ふらつき
原因不明のめまいや、一瞬ふらつくような感覚が
現れます。
これは中枢が高温になるために、現れる機能の
失調です。
これが「頭部うつ熱」の症状ですが、悪化すると
本格的な「熱中症」になります。
熱中症も、要は熱により中枢がやられるために、
怖い疾患とされているのです。
そのポイントは「頭部のうつ熱」にあります。
これらは当研究所で私が診てきた症例をまとめた
ものです。
このような、症状やその実態は、全くと言って
いいほど報告されていません。
しかし、わたしの見るかぎり上記のタイプの
肩こりや頭部うつ熱のひとがいると考えています。
なぜなら、一定の割合でそういう患者さんが来院
されているからです。
ただ、ほとんどの方は、頭部のうつ熱など聞いた
ことがなく、原因不明の肩こりや頭痛、めまいなど
の不定愁訴を訴えており、医療機関での診断は
はっきりせず、肩こり対策や解熱鎮痛剤の薬を処方
されて、治らないから、人づてで当研究所に来院される
ケースが多いです。
わたしは、このタイプの症状で悩んでいる方が、
けっこういらっしゃるという推測の元にこの時期に
このタイプの肩こりを紹介させて頂いています。
みなさまの周辺に、もしこのタイプの症状で
お悩みの方があれば、ほとんどの医療機関や治療院では、
救われませんので、このメルマガの該当箇所をご本人に
お読みいただけるようにご協力の程お願いいたします。
【ポイント】
頭部うつ熱による肩こりは、新種の肩こりなので
認知度がほとんどない。
これに対応できる施設は全国におそらく数百カ所
しかなく、悩んでいる方に救いの手を差しのばせ
ないのが現状である。
10年後は常識になっていることを祈る。
人類健康化の水先案内人/岡田さいじさんのブログ
より許可を得て転載
ブログ・所長の引き出し 2008年9月 7日 発行
http://kenkokagaku.lekumo.biz/blog/
【真理にかなった施術法&健康法の選別と開発】
大阪市住吉区帝塚山東3-4-10健康科学整体研究所
今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。 感謝!