今回は歩行アドバイザーとして、
歩行中のチェックポイントを
シェアしたいと考えています。
歩行整体実践中のあなたには、
必ずヒントが見つかることでしょう。
Yさんは歩行年数はそこそこ長いのですが、
まだ「コツをつかみきれていない」気がする、
という申し出があったので、
40分歩行にて直接伴歩し徹底チェックしました。
雑談はカットし重要点だけピックアップ。
それでは時系列にいきましょう。
・歩き出し直後
Yさんの肩に力みがあるのを観て
「肩の力を抜いてリラックス。
丹田に重心を落としましょう。
つぎに、おへその奥から足が生えているイメージですよ」
この直後から足の運びが変化、
伸び伸びとした歩様ができるようになる。
・5分経過
歩いていて膝が痛くなることがあるのですが?
というYさんの質問に対して、
「それはかかと着地がうまくいっていないからですね。
前足のひざが曲がっていると、
ひざに負担がかかってしまうので痛くなるのです。
モデルのように膝を伸ばして歩いてみてください」
直後にがらっと歩様が変化する。
「自然に歩幅が広がって安定感が出ましたね、
一気に全身の繋がりがアップした感じですよ」
ここでYさんからの質問。
いつもより、ゆっくりの気がしますが、
これでいいのですか?
「全然ペースは落ちていませんよ。
イイ感じのテンポですね。
全身のつながりが良いからそう感じるのですよ」
・10分経過
かかとから着くと親指の付け根がいたいのですが・・
というYさんの訴えに対して、
「親指の付け根で地面を蹴ると親指が痛くなります。
足の裏全体で地面を蹴るとスムーズに運びますよ。
足の裏全体で地面とつながる、地面を感じるのです」
アドバイス直後から
歩き始めとは別人のような、
若々しくリズムカルな歩き方となりました。
「今の歩く姿勢はすごくきれいですよ。
正しい歩き方になったときには、
全然ムダがなく誰の目にも美しい歩様になるのです」
Yさんは
本当に足の裏に地面を感じますね。足の裏を
意識して歩いてみます。
ここで正しい足裏の重心移動を説明しましょう。
かかとのやや外側から地面に着地し、
足の裏の外側を通って指の付け根に向かい、
地面を蹴るときは親指の付け根に乗っている。
こういう流れになっています。
このときの注意点は、
親指の付け根で蹴るのではないこと。
親指の付け根で蹴ると、
ぴょこぴょこした上下動の激しい歩き方になります。
地面を蹴るときのコツは、
足の裏全体で地面を蹴るのだけれども、
最後に親指の付け根が地面を離れるという感じ。
その後、歩行終了まで、
アドバイスの必要なしの状態が続くが、
後半は1kmを9分半のペースをキープする。
・終了直後
スネの前が痛くなった、
というYさんの訴えに対して、
「すねの前が痛くなるのは、
ひざが伸びてかかとから着地をしたこと、
これによる筋疲労ですが慣れれば痛みは消えますよ。」
全くの初心者の場合は、
ここまで一気に進歩することは難しいですが、
少しアドバイスするだけで確実に進歩します。
こんな感じで1時間のレッスンが終了。
メニューには載せていないのですが、
ご希望があれば時間を合わせて実施可能です。
・最後にYさんの感想
「かかとから歩けていると思っていたのに、
じつは歩けていなかったのですね、
ちゃんと教えてもらったら違いますね。」
(プラスαの心がけ)
丹田に重心を落としたうえでリラックスし、
伸びやかに歩いているあなたをイメージしましょう。
人類健康化の水先案内人/岡田さいじさんのブログ
より転載許可を得て掲載
ブログ・所長の引き出し 499号 2016年11月21日 発行
公式サイト http://ameblo.jp/baffaro7
【真理にかなった施術法&健康法の選別と開発】
大阪市住吉区帝塚山東3-4-10健康科学整体研究所
今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。 感謝!