「すぐやる人」「必ずやる人」「効率よくやる
人」に変わる脳と体のメカニズム「やらなきゃ」
「よし、やるぞ! 」と頭の中で思っていても、
なかなかすぐ行動できない、集中力が続かない。
「自分はなんてダメな人なんだろう」と悩んで
いませんか?でも、安心してください。
気持ちをつかさどる脳と行動をつかさどる体の
メカニズムを知れば、誰でも行動に移すための
スイッチを自在に操れるようになります。
この本を読んで追い込まれないとやらない
自分にさよならしましょう。
天才とは、万能ではない。驚いたことに、
子供のころIQが高かった人が必ずしも
成功するわけではない。
どんな分野でも成功して天才と呼ばれるように
なった人の共通点は、なんと1万時間の
努力だったのだ。
音楽でもスポーツでも、他人より多く練習を
した人がトップに立っている。
天才をつくるカギは、脳内回路にあった。
脳内回路を強化するためには、繰り返し電気を
流すこと、すなわち、何らかの訓練を反復
することが必要なのだ。
それを1万時間つづけると、天才と呼ばれる
領域に達するわけだ。スポーツでも、音楽
などの芸術でも、勉強でも基本は同じ。
脳内回路を徹底的に強化して盤石なものにする。
それに要する時間の目安が1万時間なのだ。
脳内回路は繰り返し繰り返し電気を流す
ことで鍛えられていく。
究極の集中が天才を生む。将棋界では「将棋に
強くなるためには、人生経験も必要」などと
まことしやかに言われていたが、羽生
名人は、これを真っ向から否定。
「将棋に強くするためには、将棋の勉強をする
しかない」とNHKの取材に、羽生名人は、
きっぱり発言している。
天才とそうでない人の差は紙一重。しかし、
それが毎日積み重なると、徐々に紙の束は
厚くなり、やがては富士山の高さを
超えるほどになる。
究極の集中とは、脳内回路の高速回転。
天才は、脳内回路が高速で回転するようになって
いる。将棋のプロは、将棋の駒が脳の中で勝手に
高速で動く。そろばんの名人なら、そろばん
が脳の中で勝手に高速で動く。
バッターなら、ボールが止まって見える。
受験生なら、高速で計算ができる。高速
で英文が読める。ビジネスマンも
フロー(究極の集中状態)に
入って、時間を忘れて集中できる。
これらはすべて、脳内回路が高速化した結果
なのだ。1つのことに集中し、脳内回路を
鍛え続けること。それが天才への道なのだ。
天才脳の秘密は、鍛えられて培われた脳内
回路の高速回転にある。
突然、海外赴任することになったりすると、
マインドが変わり、追い込まれて、やら
ざるを得ない状況に追い込まれる。
すると、英語も別人のように
上達する。火事場の馬鹿力だ。
私の理論でいえば、脳内回路が高速
で回りだした状態になる。
天才たちの凄いところは、そういう差し迫った
状況ではなく、普通の環境にいながら強い
マインドを保てる。
重要なことに集中し、それを継続して高速の
脳内回路を維持していける人。それが天才。
あたりまえのように継続する。
これこそが天才脳を生み出す。
森田 敏宏 (著)『東大ドクター流・
やる気と集中力を引き出す技術』
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!