ありのままの思いを大切にするようになったんです 第 2,819 号

ホリスティック医学の第一人者として、
人間の〝生と死〟に向き合い続けてきた
帯津三敬病院名誉院長の帯津良一さん。
量子力学の理論を塾の運営や
社会人向けのセミナーに生かし、
多くの人々の才能と可能性を
大きく華開かせてきた開華GPE代表理事の
村松大輔さん。

お互いの活動に深く共感し合うお二人に、
自らに与えられた天分を発揮し、
人生の最期の時まで命いっぱい
凛として生きる秘訣を縦横に語り合って
いただきました。

─────────────────

〈村松〉
私の原点として大きかったのは、
やっぱり、父親が経営する会社で働いた
経験ですね。

大学では物理学などを学び、
仲間の多くが大学院に進む中、
私は早く社会で自分を試したいと考え、
就職先も決まっていました。

ところが、卒業式の日に父から電話が
掛かってきて、「工場長が急に辞めると
言い出して困っている。帰って来れるか」と。

それで心に葛藤を抱えながら、
自分を殺して父の会社に入ることにしたんです。

入社後、表面的には一所懸命に働くんですけど、
根底に不満や反抗心の周波数を響かせて働いて
いるからか、社員の不満、愚痴が私のところに
全部押し寄せてきたんです。

それに対してまた反抗心で返すというように、
社員との関係がどんどん悪化していって、
とうとう鬱になってしまいました。

〈帯津〉
鬱にまで……。それをどう乗り越えて
いかれたのですか。

〈村松〉
そこで私はようやく自分自身に向き合い、
父のために働いているという自己犠牲や反抗心
ではなく、自分はどうありたいか、ありのまま
の思いを大切にするようになったんです。

量子力学的に言えば、相手の顔つきや言葉、
自分がつくった製品といった「物」を見るんじゃ
なくて、自分の心はいまどういう周波数でいるか、
自分は製品に対してどういう思い入れを
持っているかというエネルギー側に目を向けて
いったんです。

そうすると、それまで仕事に対して
「手順通り仕事したからいいでしょ?」
というような態度だったのが、
「いかに心を込めて仕事をしているか」
というところに意識を向けられるようになり、
社員とのやり取りでも、
彼らの意見に対して
「どうしたの? 何かあったの?」
というプラスの周波数に入れるようになって
いきました。

家庭も同じで、例えば妻とやり取りする時に、
「俺はこんなに頑張っているんだぞ!」
という周波数でなくて、
「ああ、そんなに大変だったんだね。
自分にできることがあれば手伝うから」
という周波数で答えると、妻もそれに
共鳴して対応が柔らかくなるんですよ。

そして、実はその頃、母が運営する塾を
週末に手伝っていたんですけど、
次第に自分は子供に教えたい、
子供たちの可能性を引き出す仕事が
したいんだという自覚を深めていきました。
本当にやりたいことが見つかったんです。

〈帯津〉
自分が変わったことで、
人生も変わっていったのですね。

※本記事は『致知』2021年5月号
特集「命いっぱいに生きる」より一部を
抜粋・編集したものです

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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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