暴走族OBによる半グレの跋扈、巨大
ヤクザ組織の相次ぐ分裂、組織トップ
の逮捕…当代一流の元悪党3人が激
動する「悪」の正体を徹底解説!
山口組分裂の模様を内部から伝えた元
山口組系組長「ツイッター組長」こと
猫組長氏、そして関東連合元幹部と
して著作物を大ヒットさせた柴田
大輔氏、さらに新進気鋭の元極
道作家・沖田臥竜氏――アウト
ローを語らせたら当代一の
3人が大集合!
表社会では知ることのできない
アウトローの基礎知識。
「悪」についての知識を深めるのは、
実は非常に有意義なことではないか。
何より悪を知らない「善」は
文字通り独善的である。
つまるところ悪事を知ることは善悪の
「基準」の設定であり、であるがゆえ
に善事を知ることと同意なのである。
終戦以来、日本は戦争をしていない
が、海外では紛争も含めて多く
の戦争が起きている。
「戦争特需」という言葉があるが、実は、
戦争こそ地下組織にとって最大の
ビジネスチャンス。
実際に私はロシアマフィアの凄ま
じい暗躍を見たことがある。
それは正規軍と、反政府勢力が武力
衝突したときのこと、あるロシア
マフィアが相対する両方の勢力
に物資を供給していたのだ。
暴力団はきわめて合理的な経済集団で
マネタイズのスキルは、あらゆる企
業、集団より優れていた。
中でも高い収益を上げるシノギが、
金融取引と私は考えている。
表社会では融資を募るのに莫大な時間が
かかるが、裏社会では瞬時に億単位の
「速い金」を集めることができる。
ヤクザに限らず、身なりには気を
遣うべきというのが私の考え方。
裏表を問わず社会生活において、いつ人
と会っても失礼のないように心がける
のは、大人のマナーだろう。
初対面の相手を判断する材料
の第一は「外見」である。
清潔なことは当然だが、着る物にも
こだわらなくてはならない。
なかには、人前に出る場面で目も
当てられないくらいにひどい
服装の人もいる。
そのような人たちは社会性も低く、
似たような者としか付き合
わないことが多い。
結果、いい仕事を依頼
される確率が低くなる。
ヤクザでも高位の人、経済的に豊かな
人はいいスーツを着て、いい靴を履
いていることがほとんどなのだ。
ちなみに私は、グッチのデザイナーだっ
たトム・フォードのブランド「トム・
フォード」のスーツしか着ない。
映画「007」で6代目ジェームズ・ボンド
のダニエル・クレイグが、ブリオーニ
からトム・フォードのスーツに変え
たとき、同じようにそうしたのだ。
また靴の重要さを思い知ることになり、
いまでは、どこで脱いでも恥ずかしく
ないよう、ジョンロブの靴を履く
ようにしている。
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝