世界的な日本食ブームに伴って、
醤油が海外で人気となっています。
その先鞭をつけたのはキッコーマンで、
1973年にはアメリカに現地工場を開設。
それを提案したのは、若き日の茂木友三郎・
名誉会長です。
米国留学や仕事に対する姿勢を語って
いただきました。
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(茂木)
「20代のうちに1つはスペシャリティー、
強みを持つ」
これは私の経験を踏まえて、20代の皆さんに
ぜひお伝えしたいことである。噛み砕いて言えば、
「あそこの会社には素晴らしい社員がいる」
「あなたが欲しい」と市場価値がつき、
他社からスカウトされるような存在になれ、
ということだ。
では、スペシャリティーを身につけるために
何が大切か。
いま目の前に与えられた仕事を一所懸命やる。
これ以外にはない。どうしても合わないと
思ったら、部署を替えてもらう、あるいは
転職することもあり得るだろう。
しかし、移っても代わり映えしないことが大概だ。
ゆえに、好き嫌いなどという私情を挟まず、
与えられた自分の仕事に全力を注ぎ、
超一流になろうと努力すべきである。
また、スペシャリスト、すなわち専門家になる
上でもう1つ大切なのは、自分で勉強することだ。
本を読むもよし、セミナーに行くもよし、
それらの教えや周りの人からのアドバイスを
素直に聴き、実践し、自分の仕事のツボは
何かを早く気づくことが必要だと思う。
最後に、私自身が若い頃から心を
鼓舞されてきた言葉を贈る。
「名を成すは……
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(本記事は月刊『致知』2018年7月号の
連載「20代をどう生きるか」の
記事から一部抜粋・編集したものです)
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!