長崎には江戸時代から続く松翁軒という
カステラの老舗があります。
創業以来、職人一人ひとりが手作業でカステラ
を作ることを守り続けています。
11代目当主の山口喜三さんに伝統を守り継ぐ
意気込みを語っていただきました。
───────「今日の注目の人」───
☆ 正しく受け継ぎ、進化させて伝える ☆
山口 喜三(松翁軒11代目当主)
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松翁軒の歴史を振り返ると、老舗だからと
いって単に伝統を守ってきただけでは
ないことが分かります。
伝統を守りながらも、常に新しいカステラ
を作り続けてきたのです。
江戸時代には「五三焼」という高級カステラ、
明治年間には後に長崎の春の風物詩ともなる
「桃カステラ」や、チョコレート味の
「チョコラーテ」というように、
先代たちは従来のカステラのさらなる品質向上
に努めつつ、その時々に新たな商品を創出
してカステラの可能性を広げてきました。
10代目当主の父は、カステラのルーツを探る
旅をフィールドワークとして、その成果を
『カステラの故郷 イベリア半島紀行』
にまとめ、さらに平成7年には、
長崎の文化や食文化を扱う『よむカステラ』
という小冊子も発行しました。
この冊子は私が発行人を引き継ぎ、現在に
至るまで発行し続けています。
私もまた、そうした先代たちの思いを受け継ぎ、
カステラを焼けるようになりたいというポル
トガルの菓子職人を受け入れ、指導を担当
したり、戦前に店頭から姿を消していた
五三焼カステラを復活させたり、「カステラ
文化研究会」を発足させたりと、様々な
取り組みに挑戦してきました。
また、平成24年には、坂本龍馬が残した
『雄魂姓名録』に記されていたレシピを
もとにして「龍馬のカステラ」を再現
し、研究会で発表しました。
私が父からバトンを受けて、平成21年に
11代目当主となった時、父は一番
大切なこととして……
※当主となった山口さんに先代は何を
教えられたのでしょうか。
詳しくは誌面をご覧ください。
『致知』2017年3月号【最新号】
連載「私の座右銘」P96
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『致知』には運命を変える言葉がある
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(昨日電子レンジの記事と関連のある電磁波については
当サイト第 53 号「 2016年1月 1」2016/1/14
「マイクロ波と人間の感情」を参考にして
頂ければ嬉しい)
今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。感謝!