単に政治や宗教や社会だけで歴史を分析して
も、本当の歴史はわかりません。地形や気象
やインフラから歴史を見れば、いままで
わからなかった歴史がわかります。
この分野の第1人者であり、『日本史の謎は
「地形」で解ける』執筆の竹村公太郎氏や、
地形と歴史に詳しいライターたちが、
真実の歴史に迫ります。地図や
図版、浮世絵や写真のビジュ
アルも満載で、文章だけ
でわからない地形と
歴史の関係性がひと目でわかります。
地形を見れば歴史が見えてくる。地形は静
かに、そして雄弁に歴史を物語っている。
日本最初の歴史書は古事記・日本書紀とされ
る。成立は8世紀始め、今から1300年ほど前
ということになる。当然だが、日本の歴史
はそのはるか以前から続いている。
地形や気候から歴史を類推するということは、
文書記録にはない過去を知るということであ
る。さらに、記録者の主観が入らない情報
であるため、ある意味でよりリアリティ
のある歴史観が、そこから現出するこ
とになる。地形から歴史を読み解く。
そこから広がる新しい知見
に、興味は尽きない。
ギザのピラミッドも、仁徳天皇陵も位置確認
のランドマークとして建設されていた。
古代エジプト人は、ナイルの干拓をしている
時、自分の位置確認をするため、方角を認識
する必要があった。ピラミッドの存在は、
これを簡単に解決してしまう。つまり、
ピラミッドは砂漠の中の灯台のよう
なランドマークだった。
竹村公太郎『地形から読み解く日本の歴史』
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!