鹿児島県を代表する有力企業である
スーパーマーケットのタイヨー。
同社がかつて深刻な経営危機に陥った際、
再建を主導したのが、清川照美氏です。
多額の借入金、周囲の無理解……
細腕に抱えきれないほどの試練を乗り越えて
掴んだ経営の秘訣、そして幸福の条件とは?
『致知』最新号のインタビューより
一部をご紹介いたします。
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「タイヨーの奇跡」はこうして実現した
清川照美(タイヨー副社長)
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――その他、再建で意識してこられたことは
ありますか。
管理職は全員決算書を読めることを目標に
勉強してもらいました。
あと、しっかり利益の出る会社にするために、
無駄なことをしない。これを徹底しました。
例えば、以前は二フロア使っていた本部を
一フロアに変えました。
それまでは、一階と二階の社員が
しょっちゅう内線で連絡をし合って、
その場で済むような話をわざわざ日にちを決めて
改めて話し合うようなことをしていたんです。
最初は反対がすごかったですよ。一フロアに
全員(約二百人)が収まるはずがないって。
でも実際にチェックしてみると、使っていない
机や椅子、書類、古いカタログなんかが山ほど
あって、それを処分することでスペースが生まれ、
全員が十分一フロアに収まりました。
私がフロアの真ん中に座っていますので、
何かあればすぐに担当者を呼んで話ができ、
仕事の効率は格段に向上しました。
――スピード感を持って仕事を進めていける
ようになった。
スピードはとても大切ですね。
私たちは凡人です。でも同業者さんは
すごい方たちが動かしているわけですから、
そこで勝っていくにはスピードしかないと
思うんです。
頭のいい方たちっていうのは、熟考するんですね。
そこにどうしても時間がかかるので、
私たちは先に走り出して、
問題が起きたらその都度変えていく。
そうしなければ勝てないと思ってやってきました。
(……本誌に続く)
清川氏の5ページ分にわたるインタビュー記事
には、事業を発展させるためのヒントがたくさん
詰まっています。
詳しくはぜひ最新号をお読みください。
清川氏のインタビューの詳細はこちらから
https://www.chichi.co.jp/info/chichi/pickup_article/2023/202311_kiyokawa/
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!