どうせ3ヶ月もしたら飽きるだろうに」としか思わない 第 2,621 号

出店範囲を栃木県内に絞り込み
「地域一番化戦略」で圧倒的シェアを誇る
カメラ写真専門のサトーカメラ。

同社副社長であり、
商業経営コンサルタントなどを通じて、
全国各地の商工会議所やあらゆる業種業態の
企業や商店を支援する佐藤勝人さんに、
体験から掴んだ「地域一番店」のつくり方を
伝授いただきます。


─────────────────

(佐藤)
こんにちは。
サトーカメラ副社長&日本販売促進研究所
商業経営コンサルタントの佐藤勝人です。

前回は、「地域の人々の
想い出をキレイに一生残すために」という
企業理念を初めて現場のアソシエイトたちに
披露したらドン引きされた、
というところまでお話ししました。
あれが確か2003年だったと思います。
そう考えるともう20年近く経ったんだなぁ。

私の感慨はともかく――。
さぁ、そこからが大変でした。
つい先日まで売上がどうの、営業利益が
どうの、と営業成績の話ばかりだった人が
急に「地域の人たちの想い出」と言い始めても、
信じてもらえるわけがありません。
信じてもらうにはどうするか。
トップ自らの言動と行動で示すしかありません。
それも継続的に。

私が思うに、ここが中小企業経営者の
鬼門ではないでしょうか。というのは、
経営者というのは馬鹿ではないんですよ。
みんな自分の事業についてそれなりに勉強して
いるし、一生懸命努力している。
新手の趣向を取り入れる気持ちも持っている。
実際、視察やセミナーで「これだ!」と思った
アイデアを会社に戻ってすぐ導入する社長さん
たちを、私はコンサルタントとして何人も
見てきました。


ただ、続かないんだよね。継続できない。
帰ってきて目をランランとさせて「東京は
こうだ!」とか「アメリカはこうだ!」と伝え
ても、ずっと地域・地元・現場で働いている
社員には響かないから。彼らは「また言ってるよ。
どうせ3ヶ月もしたら飽きるだろうに」と
しか思わない。


これは社長の状況的には結構ツラくて、
本人がいくら本気でも、
周りがしら~っとしていたら
その本気もしぼんじゃうんですよ。
社員の読み通り、3ヶ月で(苦笑)。

この壁を社長は、何とか自力で乗り越えるしか
ない。長く孤独な闘いですよ。サトーカメラの
場合、企業理念の本質を固めるクレドをまず定
めて、アメリカの「スチュー・レオナルド」に
倣ったルールも独自に定めて現場に浸透させる
までに、3年以上はかかりました。

「スチュー・レオナルド」とは……

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 今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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