1 外食産業のパイオニアが語る人生の法則
2 創刊40周年「致知と私」/稲盛和夫
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1 外食産業のパイオニアが語る人生の法則
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横川 竟(高倉町珈琲会長)
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「すかいらーく」創業者にして、80歳の
いまも新感覚グルメカフェ「高倉町珈琲」
を東京近辺を中心に展開する横川さん。
数々の困難を乗り越えられた先に掴まれ
た人生に法則についてずばり伺いました。
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──では、人生を成功に導く上で大切な
ことは何だとお考えでしょうか?
それは、裏切らないこと
じゃないですかね。
商売っていうのは誰かが儲かって誰かが
損をするものではなくて、皆が生きて
いくために少しずつ儲かって、なお
かつお客様のためになることを
やることだと思うんですよ。
そのためには、まず、一緒に仕事を
している人たちを裏切らないこと
じゃないでしょうか。
信頼があれば、何か小さな失敗をしても、
それくらいいいよってことになるでしょう。
許してもらえるんですよ。
ところが、信頼がないと、不信感という
小さな穴があき、そこからあっという
間に全部崩壊していく。
会社は外部要因ではなく、内部
のことで潰れるからです。
──信頼がすべてであると。
その点、一人の人間の過去全部が物を言
うわけで、僕で言うと80年という歴史
の中でどれだけ信頼を築いてきたかですよ。
お金のことについても、何か仕事を一緒
にするにも、あるいは買収するにして
も、あの人ならいいよねっていう
のは、結局はどれだけ信頼が
あるかにかかっている。
それは口で言うことではなく、その人
がやってきた歴史そのものだ
と僕は思いますね。
お店にしてもそうです。
今後はこの人がいる店なら部下の人も
ちゃんとしている、この店なら何を
食べても大丈夫と思っていただ
けるという信頼を得られる
店が、選ばれる時代が
来ると僕は思いますよ。
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本誌では外食産業の雄「すからーく」の
創業から、今日に至るまでの波乱万丈
の歩みをじっくりと語っていただています。
『致知』2018年10月号【最新号】
特集「人生の法則」P38
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2 創刊40周年「致知と私」/稲盛和夫
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心を高める探求誌『致知』、創刊
四十周年おめでとうございます。
心を高める、とはどういうことなのか。
それは生まれたときよりも少しでも
美しい心を重ねつつ、生ある限り
生き抜くことだと考えています。
また、そのような美しい心へと、もって
生まれた自分の心を変化させていくこと
こそが、我々が生きる目的です。
さまざまに苦を味わい、悲しみ、悩み、
もがきながらも、生きる喜び、楽し
みも知り、幸福を手に入れる。
そのようなもろもろの様相を繰り返し
ながら、一度きりしかない現世
の生を懸命に生きていく。
その体験、その過程を磨き砂として
己の心を磨き上げ、人生を生ききる。
その道標としての存在が『致知』
にはあると思います。
日本人の心の拠り所、そして人間の
善き心、美しき心に光を当てる
良書として、今後も燦然と
輝き続けることを心より願っております。
──稲盛和夫(京セラ名誉会長)
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いま求められているのは「人間力」
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!