寄生虫病などに罹った数億人の命を救って
きた特効薬イベルメクチンを開発し、
2015年にノーベル生理学・医学賞を
受賞した大村智氏。
現在発行中の『致知』7月号では、
歌手の大庭照子氏と、忘れ得ぬ出逢い、
糧にしてきた言葉や教え、
越えてきた艱難辛苦、その中から
紡がれてきたわが人生の詩について、
語り合っていただいています。
大村氏には、本を読んでいたりして、
よき言葉や教えに出逢うと、
それを書き留めるノートがあるといいます。
そのノートにはどのような言葉が
記されているのでしょうか。
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大庭さんとのご縁もそうですけれども、
これまでの人生を改めて振り返ってみますと、
やはりよき縁はよき縁を呼んでくることを
身をもって実感しています。
そしてよき言葉との出逢いもまた
人間をよき方向へと変えていく。
私は北里研究所の副所長になった頃から、
大勢の前で話をしなくてはいけないとのことで、
人間をつくるための勉強を
真剣にやり始めたんですね。
そのために様々な本を読み、
出逢った言葉や教えを書き留めてきました。
特に愛読する『致知』には
よき言葉・よき教えがたくさん紹介されていて、
うんと勉強になります。
それがもうこうして三冊目になりました。
例えば、『致知』でもよく紹介される
安岡正篤師の言葉
「縁尋機妙多逢聖因」。
これはまさにいま私が言ったように、
よき縁がさらによき縁を尋ねて
発展していく様は誠に妙なるものがある、
よき人に交わっていれば、
よき結果にも恵まれるという意味ですね。
それから、強く思うことは実現していくという
意味の道元禅師の言葉
「切に思うことは必ず遂ぐるなり」
も大事にしています。
私も「これを絶対に発見したい」
と切に思い続けていたから、
ノーベル賞に繋がる発見ができました。
あと、これも『致知』からですが……
(この続きは、『致知』7月号をご覧ください)
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!