次々と魅力的な売り場づくりに挑戦し、
青果だけで1か月で2,000万円もの売
り上げ実績を持つパートターナー、
勝俣千恵子さん。
そんな勝俣さんの生きる姿勢が滲み
出ているようなお話をご紹介します。
───────「今日の注目の人」───
勝俣 千恵子(いちやまマート城山店メイト)
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いま思い返しても、よくそこまでやった
なって思うんですけど(笑)、もち
ろん仕事だけじゃなくて、家庭の
ことも疎かにはしませんでした。
だから家のこともしながら仕事もやる。
忙しい時は朝7時から夜10時くらいまで
仕事をしていたこともありましたけど、
それも主人の理解があってのことで、
随分協力もしてくれました。
ただ、主人は2009年に亡く
なってしまったんです。
その2年前にがんを宣告されたんですけど、
その時に少しでもいい病院にと思って、
静岡にあるがんセンターに入院
してもらうことにしました。
その時は凄まじかったですね。
朝7時にお店に来て、5時頃に仕事を終え
ると、そのまま車で一時間半くらい
かけて病院に見舞いに行く。
深夜12時頃までいて、それからまた家に
帰って寝ると、翌朝には子供たちのお弁
当をつくるので5時半くらいに起きる。
そんな生活が続きました。
──確かに凄まじいですね。
主人は無理して来なくていいよって
言うんですよ。
でも、私は後悔するのが嫌なんです。
だからいつも後悔しないように
精いっぱいやってきました。
仕事は任されている以上必ずやる。
入院中の主人のお見舞いも行きたい。
だったら自分はどうすればいいか。
よし、両方やろう、と決めてからは
とにかく突き進みました。
結局、1年9か月の闘病生活を経て主人
は旅立ちましたけど、そのことで後悔
することはあまりなかったですね。
──勝俣さんの生きる姿勢が凝縮されて
いるようなお話ですね。
※閃きを湧き立たせて、売り上げを上げて
いった軌跡は、本誌で詳しくお話し
いただいています。
『致知』2017年9月号
特集「閃き」P44
今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。感謝!