小惑星探査機「はやぶさ2」。
地球から約3億キロメートル彼方に位置する
小惑星「リュウグウ」でのサンプルリターン
ミッションを果たし、地球帰還が目前に迫って
います。
その約600人の多国籍のスペシャリストから構成
される一大プロジェクトを牽引してきたのが
津田雄一さんです。
最新号では津田さんに困難なミッションを実現
に導く要諦、チーム力を高めるヒントを9ページ
にわたって語っていただいています。
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(――物事を成就する人とできない人の差は
どこにあると感じられていますか?)
(津田)
自分たちはできないとちゃんと自覚することだと
思います。もちろん我われはきちんとミッション
を果たせるように「はやぶさ2」をつくりました。
ただ、こういう障害があったらできないよねとか、
あるいはパーフェクトな人間が操作すれば
できるかもしれないけれども、
我われはパーフェクトな人間じゃないよねって。
人間はミスをするものだし、100%完璧というの
はあり得ない。「はやぶさ2」のチームには
そういう自覚が醸成されていました。
だからこそ、過信せず驕らずに謙虚であること、
常に現状に安心したり満足したりしないで、
よりよいものを探究し続けていくことが
大切ではないでしょうか。
それと同時に、チーム全体が高い目標に向かって
強いモチベーション、目的意識をきちんと持って
いること。言い換えれば、仕事を楽しむ。
隙さえあれば面白いことをやってしまう遊び心
がなければ物事は成就できないと思います。
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!