人が物を買うときの根拠は、
実はあやふやである。
脳科学者の茂木健一郎氏は、「購入する
ことに理由は存在しない。すべての理由
は後付けにすぎない」とまで断言。
つまり、既存のオーソドックスな広告の
効果は証明されていないどころか、科学
的には効果を疑われているのです。
十数年前に大ヒットした「エリマキトカゲ
のCM」って、なんの宣伝でしたっけ?
人がものを買うことの不可思議さを解き
明かしながら、「販促・宣伝・マーケ
ティング」などビジネスの根本の
仕組みや人に教えたくなる
ようなネタや薀蓄を散
りばめていく、これ
までにないビジネスエンターテイメント。
基本的に、僕らは選ぶのが苦手。
選択肢が多すぎると、結局何も買えない。
その点、セレクトショップや手書き
POPは“既に選んである”からラク。
現実から入って徐々に空想的な方へ
進むと、人はトランス状態になる。
魔法のヴェールの正体は
軽いトランス状態。
剥がれ落ちると夢から覚める。
クリエイターは制約があるほうが燃える。
クリエイターにとって平坦な道は、
何も心を刺激されない。
そこに山があって、難攻不落の崖が
あって、はじめて彼らは燃えるのだ。
「なんでも自由に書いてください」より
「○○と××を劇中に入れてください」
のほうが、彼らは何としても克服
しようと奮闘する。
人は制約の中のアイデアやエンター
テインメントが好き。
映画よりCM。
作り手も制約があったほうが
アイデアが湧く。
僕らは安すぎる店に入ると、バイト
代やテナント料まで心配する。
毎回「今度こそは」と小ロットの注文
に挑むが、そのハードルは高い。
「エロ」「値引き」「品切れ」は、
実力がなくても人を惹きつ
ける、いわば麻薬。
キャグの『アイデアのつくり方』その本
は、今やアメリカの広告マンたち
のバイブルである。
読んでいない人はモグリと疑われるほど。
ヤングによると、「アイデアとは、既存
の要素の新しい組み合わせ以外の何
ものでもない」とのこと。
つまりアイデアとは、無から生まれる
ものではなく、既にある2つのもの
の組み合わせに過ぎず、さらに
それは意図して組み合わ
されるものではなく、
偶然に頼るしかないってこと。
指南役『キミがこの本を買ったワケ』
の詳細、amazon購入はこちら↓
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!