アジア各地の料理! 食文化を互いに融合させ.よりおいしく進化 第 839 号

 旅や食に関する雑誌、書籍を中心に活動中。

 アジアをテーマにした企画・取材に注力して

おり、その拠点としてシンガポールに

長期滞在する機会が多い。

 シンガポールの国を形成する三大民族、

中華系、マレー系、インド系が持ち

寄った料理は、豊かさの階段を

上がるごとにおいしく進化してきている。

 東西貿易の中継で栄える港には、つねに

世界各地から選りすぐりの食材や

食文化がもたらされる。

 それらを賢く、柔軟に取り入れてきた結果

が、シンガポールの食卓に繰り広げられる。

 アジア料理という枠にはまりきらない

この国の料理をつぶさに味わっていけ

ば、国のありようも見えてくるだ

ろう、と思いはじめた。

 「シンガポールでは1日5食だ。暑いです

からね。そのほうが体にいいんです」

 お茶目なウーさんが言っていた。

 ♥美的亜細亜食堂における8つの美点。

1.中国からインドまで広大なアジアの料理

が、高いレベルで勢揃いしている。

2.屋台にいたるまで、衛生状態、食の安全

性がしっかりと管理されている。

3.アジア各地の料理、食文化を互いに融合

させ、よりおいしく進化させている。

4.アジア料理に西洋の食文化を融合させ、

よりシャレたものに進化させている。

5.超高級料理から屋台まで、クラスにかか

わらず美味しい料理が食べられる。

6.中華の「医食同源」の伝統と西欧的「健

康志向」が融合された料理がたくさんある。

7.朝昼夕といった3度の食事以外の

間食メニューが充実している。

8.建国前創業、家族経営の老舗は意外に

多く、伝統が築かれている。

 有本香『シンガポール美的亜細亜食堂』

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 それぞれの素材の旨みを生かしより

調和の取れた美味しさに仕上げて

いく調理の奥深さを感じる。

今回も最後までお読みくださり、ありがとう

             ございました。感謝!

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