旅や食に関する雑誌、書籍を中心に活動中。
アジアをテーマにした企画・取材に注力して
おり、その拠点としてシンガポールに
長期滞在する機会が多い。
シンガポールの国を形成する三大民族、
中華系、マレー系、インド系が持ち
寄った料理は、豊かさの階段を
上がるごとにおいしく進化してきている。
東西貿易の中継で栄える港には、つねに
世界各地から選りすぐりの食材や
食文化がもたらされる。
それらを賢く、柔軟に取り入れてきた結果
が、シンガポールの食卓に繰り広げられる。
アジア料理という枠にはまりきらない
この国の料理をつぶさに味わっていけ
ば、国のありようも見えてくるだ
ろう、と思いはじめた。
「シンガポールでは1日5食だ。暑いです
からね。そのほうが体にいいんです」
お茶目なウーさんが言っていた。
♥美的亜細亜食堂における8つの美点。
1.中国からインドまで広大なアジアの料理
が、高いレベルで勢揃いしている。
2.屋台にいたるまで、衛生状態、食の安全
性がしっかりと管理されている。
3.アジア各地の料理、食文化を互いに融合
させ、よりおいしく進化させている。
4.アジア料理に西洋の食文化を融合させ、
よりシャレたものに進化させている。
5.超高級料理から屋台まで、クラスにかか
わらず美味しい料理が食べられる。
6.中華の「医食同源」の伝統と西欧的「健
康志向」が融合された料理がたくさんある。
7.朝昼夕といった3度の食事以外の
間食メニューが充実している。
8.建国前創業、家族経営の老舗は意外に
多く、伝統が築かれている。
有本香『シンガポール美的亜細亜食堂』
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それぞれの素材の旨みを生かしより
調和の取れた美味しさに仕上げて
いく調理の奥深さを感じる。
今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。感謝!