在日華僑には、文字通り裸一貫からスタート
して巨富を築いた成功者が過去、数え切れ
ないほど輩出している。
こんな信じられないようなことがいまも在日
華僑の間では次々と起きている。
なぜだろうか。
この華僑の成功のノウハウとめざましいパワー
の源泉を探ることは、きっとあなたの明日を
切り拓く鍵となることは間違いない。
世界三大商法のひとつ「華僑商法」の凄いパワー。
華僑商法は2000年以上という古い歴史を持つ
「ユダヤ商法」や「インド商法」と並んで、世界
三大商法のひとつに数えられているほどである。
一国の政治経済の中枢を握るまでの勢力を持つ、
この「華僑コングリマリット」の中を流れる
情報量は、日本の総合商社のネットワーク
以上のもの凄さだろうし、またその行使
する経済力も想像を絶するものがある。
無一物から身を起こす「白手起家」という考え
方は、華僑商法の基本であり、真骨頂である。
「マッチ棒一本でもあれば、それで商売ができる。
成功へつながる道がある」とよく華僑は口にする。
新宿や銀座の夜の世界を握る帝王と言われる華僑
も、また世界経済を陰で支配しているといわれる
ユダヤ人も、一見何の努力もしないで、濡れ手
にあわの如く巨富を築いてきた好運者だと
思われがちだが、そうではない。
自分の体力や知力の限りを尽くして、たゆまぬ
努力の末に、はじめて巨富をつかむきっかけ
を得ている。
華僑やユダヤ人の成功は、自分の頭や手足で
つかみとったものであったのだ。
「ユダヤ人は頭で稼ぎ、華僑は足で稼ぐ」
という言葉がある。
ユダヤ人はもともと金やダイヤモンドなどの
貴金属と、羊毛、食料といったものを
売買する商業民族であった。
彼らのグローバルな情報収集力と判断力、
スピード、金銭感覚、大胆に見えるリス
クのとり方、そして中国国内における
ビジネスの方法などを紹介したい。
自分の分野で一流になれば、その分野に
おいて自然にいい情報が入ってくる。
香港に限らず、ニューヨークやロンドン
も情報の宝庫である。
富豪たちが集まれば、さまざまな事業話、
投資話が自然に集まってくる。
華僑のグローバル・ネットワークの強みは、
日常生活のなかで世界の情報が
入ってくることだ。
情報はただと思っている人がいるが、
決してそうではない。
インターネットの普及で情報の価値は下がった
が、信用できる情報の価値はむしろ上がった。
華僑はとくに情報には敏感だ。
グローバルネットワークにより、親戚を通じて
もたらされる世界の最新情報が、毎日、香港や
北京の家族の食卓で話されている。
オセアニア、アメリカ、アフリカ、ロシアで
起きていることが、華僑ネットワークを
通じて自然に耳に入ってくる。
しかも、それは新聞に掲載されている情報
ではなく、生の経済情報なのだ。
たしかに、華僑はおしゃべりが好きだ。
彼らの情報ネットワークの凄さには舌を巻く。
カザフスタンの資源の話から、マダカスカル
の金鉱の話にいたるまで、世界の情報
が香港に集まってくる。
中国ビジネスでもっとも重要なのは、
人間関係だ。
欧米でビジネスを行う場合、大切なのは、まず
法律、次がロジック、その次が人間関係。
香港の有名な風水師に会ったことがある。
その風水師は、孔子、老子、朱子学、仏教、
ヒンズー教、天文学など、宗教、哲学、東洋
医学のあらゆる書物を読み、香港の著名な
大富豪を顧客に抱えていた。
その彼に、人間が成功するための条件に
ついて聞くと、こう言っていた。
「一命、二運、三風水、四積陰徳、五唸書。
つまり、人生で成功する秘訣は、先天性の要因
と、後天性の運、風水、慈善、知識である」
南康文『華僑商法の秘密』
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今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。 感謝!