今年6月、スーパーコンピューター「富岳」が
国際ランキングにおいて四つの分野でトップ
を独占し、大きな話題となりました。
その「富岳」開発のプロジェクトリーダーを
務める石川裕さんが、弊誌最新号のトップ
インタビューにご登場されています。
石川さんはいかにして、世界一のスパコンを
実現していかれたのか。リーダーとして心掛け
てきたことをお話しいただきました。
───────────────────
(――いかにチームのモチベーションを
高めてこられましたか?)
(石川)
プロジェクトには理研から60~70名、
製造開発を担当した富士通からは数百名が
参画していましたので、そのプロジェクト
リーダーの任は重大でしたね。
ボスとリーダーのリーダーシップの違いに
ついて、よく船を譬えに挙げられます。
船の後方に乗り、櫓を漕ぐ部下に命令を与え
るのがボスで、リーダーは自ら先頭に立って、
部下と一緒に櫓を漕いでいると。
私は後者のタイプで、徹底した現場主義の元、
メンバーと共に議論を重ねてきました。
プロジェクトを立ち上げた時、13個の
ワーキンググループ(WG)に分けて、
様々な作業を同時進行していたんですけど、
私は予定が被らない限り、すべてのWGの
会議に参加していました。
どのWGも一~二週間に一度開くため、
ほぼ毎日、何かしらの会議に出席していま
したね。
(―その中で特に心掛けたことはありますか?)
(石川)
調整役に徹することです。会議では……
※この続きは最新号「人生は常にこれから」
をぜひお読みください。
致知出版社の人間力メルマガ
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!