ロシアは天然資源に依存する異形の経済である = 2-1 = 第 2,871 号

 緊急出版! ロシアを見てきた外交官が、

ウクライナ戦争と日本の今後を徹底解説!

 私たちの自由と民主主義を守るために、

知るべきこと。そして、考えるべきこと。

◎ なぜプーチンは戦争に打って出た? ⇒

  「ロシア帝国」というロシア観

◎ バイデンは「梯子を外した」のか? ⇒

  日本人は「同盟」を理解していない

◎ ウクライナは今からNATOに入れない? ⇒

  病人は保険に入れない

◎ 中国はロシアにつく? ⇒

  裏切る可能性あり

◎ 日本の安全保障は?⇒ 米国の庇護下に

  あると思い込んでいる現状は危険

 地政学、歴史、経済といった多角的視点から

「複雑なロシアの事情」を明快に伝える。

そのうえで、国際社会との関係を再考し、

今後、日本の私たちはどこに焦点を当てながら、

ニュースを見、政治を考えていけばよいのかが

わかる。

 平和ボケか、大げさな超国家主義しかない、

戦後の日本を脱却するには。

 ロシア軍の通信体制は、弱い。

 日本にとっての満州は、プーチンに

とっての東ウクライナなり。

 プーチンは狂っていないが、住む時代が違って

いるのである。

 バイデンは、「東ウクライナ=緩衝地域」

の腹だった。

 2014年、ロシアが武力でウクライナから

クリミア半島を奪ったことへの制裁として、

西側諸国が先端技術をロシアには出さない

ようにしたことが、通信問題にも響いた。

 必要な半導体、つまりマイクロチップを自分で

作れず、輸入もできないので、ロシアはいまや

宇宙を使ったGPSの体制も維持できなくなって

いる。それに昔から、ロシアは軍事予算が

横領されることで有名だ。

 戦争は、情報収集、評価、シュミレーション、

補給「ロジ」能力が命である。

 ナマの戦争は、まず敵の地理、地形、交通路

など十分調べておかないと攻め込んでから立ち

往生してしまう。そして敵の持っている武器、

兵員、士気なども調べておかないと、悪く

するとこちらが全滅する。よくいう、情報

収集とその分析、インテリジェンスが

絶対に必要なり。

 プーチンは、KGB出身。警察や軍隊は秘密

体質が強い。敵に情報がもれると捜査や作戦に

差し支えるから、部下に何のために何をするのか

全容を言わない。ただ細かい具体的な任務ばかり

を言いつけて、情報は自分が一手に独占する。

 今回のウクライナ作戦がそうだった。大臣たち

も、そのほとんどはこれを事前に知らなかったし、

軍や情報機関の中堅幹部でも、これを知らなかった。

河東 哲夫 (著)『日本がウクライナになる日』

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 今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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