大航海時代から現代まで “お金の流れ”と覇権の
歴史 日本の弱点はエネルギー調達 石油が招いた
真珠湾攻撃。
欧州の壮大な実験の行方は? ブロック経済圏と
通貨統合 原油上昇の契機は中東の紛争 暴落中
にもたまる反騰マグマ。
ユダヤ、キリスト、イスラム こんなに違う
宗教と経済観。
複雑怪奇な国際情勢を理解するためには、
地政学的な見方の重要性が増している。
地政学では、ある地域の政治、経済、軍事、
社会的な動向には、その地理的な位置や
形が大きな影響を与えている。
またその地域や民族が持つ行動原理を知る
には、現在に至る歴史を知ることも不可欠だ。
地図と歴史を武器に、激動する
世界を読み解いていこう。
ロシアの高等教育機関においては、
地政学が必須科目だ。
そもそもロシア人は、こう考えている。
「われわれは、欧州大陸とアジアの間を結ぶ
ユーラシアという独特の地域に根ざしている。
従って、そこには独自の発展の法則がある。
ユーラシアにはロシアの掟が適用されるべきだ」
戦後の日本では禁断の学問である
地政学は、「大戦略」のツール。
ポルトガル、スペイン、オランダ、
英国、そして米国。
大航海時代以降の覇権国家が世界を支配
できた理由は、軍事力だけではない。
世界中から富を集める経済システム
も構築したのだ。
地政学と文字にすると何だか小難しい学問
のように感じるが、簡単に言えば「国は
引っ越せない」ということだ。
引っ越せないことを前提に、政治や経済や外交
を考えてみましょう、というのが地政学だ。
地政学は複雑で難しいといわれるが、その原因
は歴史に対する理解の浅さにあると思う。
大まかにでも世界史を勉強しておかなければ、
地政学を理解するのは難しい。
日本企業に勤めていても、外国人との
交渉は必然的に増える。
そんな中で歴史も地政学も
知らないとどうなるか。
交渉相手から下に見られ、交渉を有利に
進めるのが困難になることは必至だ。
もちろん交渉は教養だけで決まるわけではない。
しかし、人とのコミュニケーション
において雑談は非常に重要だ。
人は雑談を通して相手の力量を測るからだ。
教養を身につけるには、まずは世界史
から始めるのがよいと思う。
世界の歴史の大まかな流れを
ざっと頭に入れておく。
その次に宗教。
そしてその後に地政学だ。
地政学とは国と国との関係性を研究する
学問なので、各国の歴史や宗教を知って
おけば、より理解が深まる。
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今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。感謝!