人々に心の豊かさや和やかさといったものが見当たらない 第 2,903 号

ヒンドゥー教のカースト制度によって
数千年にわたり差別され続けてきた不可触民を、
万民平等を説く仏教に改宗させ、
貧困と苦しみから救済し続けてきた日本人がいる。
インド仏教最高指導者・佐々井秀嶺上人、88歳。

コロナ禍が明け、4年ぶりに日本に
一時帰国した佐々井上人に、
苦悩に満ちた壮絶な半生と命を懸けて
取り組んできたインド仏教復興運動の歩みを交え、
幸福な人生、社会を実現していく要諦を伺いました。

★佐々井上人のトップインタビューの
詳細はこちら 

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(――佐々井上人はインド仏教最高指導者と
して、ヒンドゥー教のカースト制度に苦しむ
インドの貧しい人々の救済、
仏教復興運動に50年以上にわたり力を
尽くしてこられました。
今回の日本への帰国は、
新型コロナウイルスの影響もあり、
4年ぶりだそうですね。)

(佐々井) 
留学していたタイから
インドへ渡ったのが1967年、32歳の時です。
その後、現地に骨を埋める覚悟で
インド仏教復興運動に取り組み、
(タイにいた2年間を含めて)44年ぶりに
帰国したのが2009年でした。

その時、私が一番に思ったことは、
「日本には人間がいない」ということです。
今回の帰国でも、またさらに人間が減った
なと感じます。


(――人間がいない……
それは具体的にどういうことでしょうか。)

(佐々井) 
一つには物理的な数ですね。
都心から地方まで全国を歩いて回りましたが、
東京でも人が少なくなったように感じますし、
特に地方に人がいない。

私の故郷は岡山県新見市ですが、
駅前でも人通りが少なくて驚きました。
人口が減るというのは、
日本の将来にとって非常に大きな問題です。

(――おっしゃる通りですね。)

(佐々井) 
もう一つは、日本人の心が次第に利己的に、
空っぽになっているということです。
日本人らしい日本人はどこに行ったのかと。

確かにいまの日本は表面的には平和であり、
食道楽というか、食べ物はいっぱいあって
何の不安もないように見えます。
しかし肉眼ではなく法眼(ほうげん)で見れば、
人々に心の豊かさや和やかさといったものが
見当たらない。そしてそのことに日本人自身が
気づいていない。


(――ああ、日本人自身が気づいていない。
それが日本の一番の危機なのかもしれませんね。)

(佐々井) 
実際、日本で人生相談をやりましたら、
何度も自殺未遂をしたという人が十数人いました。

日本では自殺する人が多い、子供まで自殺して
いる。子供が自殺するなんていったいこの国は
どうなってしまったんだと思います。

また、これは先ほどの人口の問題にも通じますが、
特に都心での人生相談では……

★続きは最新号で!佐々井氏のトップインタビュー
では、
・学問せよ、団結せよ、闘争せよ
・真っ暗闇にあった青春時代
・苦悩のどん底で自殺未遂を繰り返す
・妨害、弾圧、暗殺未遂、仏教復興運動は命懸けの闘争
・闘わなければ幸福は掴めない

など、壮絶な人生体験から得た幸福を掴む要諦が
語られます。詳細はこちら 

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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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