危機管理外史・無名のヒーローたちの物語、
17話が語る “土壇場で真価を発揮する
人間とは” ―いま語る誰も知ら
ない真実の危機管理。
一つ助言させていただくが、レトリックと
して「最上級」を使わないようにしたほう
がいい。「死を賭して」「最善を尽く
し」「全力を挙げ」「万全を期し」‥‥
こういう言葉は、ことさら空疎に聞こえる。
鉄は熱いうちに打て。早く褒めよ。
危機管理力を磨くには「心に地獄図を描け」。
それが決断の見取り稽古だ。人は想像
できていた危機には強いが、想像で
きなかった危機には弱い。
経験豊富な危機管理官の直感は、
素直に信じたほうがよい。
震度5弱を超えるような大きな地震を探知
すると、自衛隊の航空機は偵察などの
ため現場の判断でスクランブル発
進することになっている。
前線を支えるロジスティクスの重要性。
ロジスティクスは、前線に比べると、どう
しても地味だ。だが現実には「作戦の行
方はすべてロジにかかっている」と
言っても過言ではない。
航空機は財産だが、パイロットは
それ以上の財産なのだ。
危機管理の組織運営&人事管理
では「信賞必罰」が鉄則だ。
最高司令部がダメなら、その指揮系統の
各級司令部の機能も、当然ながら低下する。
佐々淳行『危機の心得:名も
なき英雄たちの物語』
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!