1 「朝の読書」の立役者が語る読書体験
2 今日の「一日一言」/心の中にある宝
3 創刊40周年「致知と私」/王貞治
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1 「朝の読書」の立役者が語る読書体験
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大塚 笑子(朝の読書推進協議会理事長)
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全国の小・中・高校2万7,000校に
導入されている「朝の読書」。
その立役者でもある大塚さんの
活動の原点には、読書に対する
熱い熱い思いがありました。
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──大塚さんを、そこまで「朝の読書」
に駆り立てた原点となる体験
があったのですか。
私は子供の頃から陸上が得意で、中学生の
時には三種競技で全国4位になりました。
将来のオリンピック候補とテレビでも
チヤホヤと持ち上げられていたんです。
ところが、高校時代、練習で股関節
を外す怪我をしてからというも
の、鳴かず飛ばずの状態に
なってしまいました。
期待されていただけに落ち込みも激し
く、死にたいな、生きているのが
辛いなとそればかりを考え
て生きる毎日でした。
実際、胃潰瘍で3か月入院
したこともあります。
そういう時、兄が病院に見舞いに来て、
宮澤賢治の詩集と石川啄木の歌集
を置いていってくれました。
賢治が死にゆく妹の姿を綴った「永訣の
朝」の詩と、啄木の「死ぬことを持薬
をのむがごとくにも我はおもへり
心いためば」の歌に触れた時、
それまで死にたいと思っ
ていた私が、「世の
中にはもっと
大変な人がいる」と気づかされたんです。
窮地から這い上がることができ
たのは、そこからですね。
──お兄様から渡された本に
力を得られたのですね。
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1988年に始まった「朝の読書」の
取り組みは、どのようにして
広まっていったのか。
その詳細を本誌でじっくり
と語られています。
『致知』2018年10月号【最新号】
特集「人生の法則」P48
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!