大学在学中に起業したライブドアを時価総額
8000億円企業にまで成長させながらも、世
間から「拝金主義者」のレッテルを貼ら
れ逮捕された堀江貴文。
大王製紙創業家の長男として生まれ、幼少
時代は1200坪の屋敷で過ごし、42歳で
3代目社長に就任しながらも、カジノ
で106億8000万円を使い込み
逮捕された井川意高。
二人の元東大生が刑務所に入って初めて学んだ
“人生の表と裏” “世の中の清と濁”。
東大では教えてくれない「人生を強く自由に
生きる極意」を縦横無尽に語り尽くす。
大王製紙に入社してからの私は、創業家の
人間だからといって仕事に甘えや
妥協を見せたつもりはない。
(井川)
『獄中記』という本に詳しく書いてあるけど、
佐藤優さんは獄中で大量の本を読みまくって
書生生活を送っていた。
あのときのインプットのおかげで、のちに作家
デビューしてから膨大な原稿を書きまくってる
わけだけど。
長野刑務所での運動後の麦茶が、あんなに
おいしいものだとは思わなかった。
運動したあとにやる刑務所の麦茶は、ドンペリ
ニヨンやクリュッグにも勝るかもしれない。
(堀江)
面会は砂漠のオアシス。
ウチは面会メンバーが豪華だったから、刑務官
も浮き足たっちゃって大変だったと思う。
グレイのTERUさんが面会に来るとわかった
ときなんて、相当ザワついていた。
50歳くらいの真面目そうな刑務官でさえ「おい
堀江、TERUさん来るのか。
マジかよ。お前すげえな」みたいに言ってた。
(堀江)
東大なんて受験勉強のテクニックで誰でも受かる。
センター試験なんて、あんなものは過去問を
10年分丸暗記したり、ポイントになる問題
集を全部丸暗記しちゃえばいい。
(堀江)
シャバの悩みの9割は「仕事」と「女」。
「ホリエモン=犯罪者」なんてみんな忘れている。
人間ってすぐ忘れる生き物。
だって僕が長野刑務所からシャバに出てきた
のは4年前なのに、僕が元犯罪者だってこと
を多くの人が忘れているんじゃないですか。
(堀江)
東京地検特捜部に逮捕されて東京拘置所に
閉じ込められていた間、僕を支えてくれる
のはシャバから届けられる「ロケット
の図面」だった。
(堀江)
あの設計図がなければ、僕は拘置所
の中できっと心が折れていた。
独房でロケットの図面と専門書を眺めながら、
僕はいつしか成層圏から漆黒の大宇宙へと
体ごと飛び出していた。
頭のネジがぶっ飛んだ宇宙人は、想像もしない
イノベーションを生み出してくれるはずだ。
僕はまだ誰も見たことのない
未来を見たいだけなのだ。
晴れてシャバに出てきてからというもの、僕は
再び、多動力がありすぎる毎日を送っている。
ムショのときのようにボーっと
過ごす時間はまったくない。
かつて僕のことをさんざんバッシングしまっくた
テレビや新聞、週刊誌に出る機会も増えた。
(堀江)
井川さんが106億円を熔かしたバカラになぞ
らえて言えば、人生なんて丁と出るときも
あれば、半と出るときだってある。
成功するまで走り続ければいい。
それだけの話だ。
東大から刑務所へ堕ちた僕の人生は、
不運であったと思う。
だが僕の人生が不幸だと決まったわけではない。
たとえひとたびつまずいて転んだとしても、
人間は必ず再び立ち上がれる。
これからの人生を通じて、僕はそのことを
身をもって証明していく。
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今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。感謝!