こんにちは、
岡田です。
前回は、未病からの健康回復(具体例)でした。
故障の回復から補強法まで、
クライアントの実例を参考にして、
目標に向けての具体的な進め方を示しました。
今回は、自然治癒力のお話です。
(自然治癒力とは何か)
医学の祖といわれるヒポクラテスは、
「からだ自体に不調を治す働きがある」といいました。
この自分で治す力のことを自然治癒力といいます。
たとえば、
転んでひざを打撲したときのことを考えてみましょう。
打撲したところは組織を痛めたことで腫れあがり、
場合によっては内出血もおこします。
しかし、このまま治らないことはありませんね。
一時的に腫れあがり青じんでも、
日に日に回復して1週間もすれば治った。
こんなことは、日常茶飯事です。
また、べつのたとえでは、
感染症でお医者さんに掛かり薬を出してもらいます。
薬を飲んでぐんぐん回復する場合がありますが、
これは、薬が治したのでしょうか。
実際は、薬の力を借りて、
からだの自然治癒力が高まり治るわけです。
これは施術の場合でも同じです。
たとえば胃腸障害の場合に、
鍼灸をすると機能が正常化することがあります。
これは、ツボを刺激することで、
自然治癒力が高まって機能回復するわけです。
このように、
人間には自然治癒力という自己修復機能が内蔵されています。
自然治癒力が働かなくなった時は、
この世からあの世への移行の時というわけです。
最近は「免疫力」という言葉もよく聞かれます。
免疫力とは、
体内に入ったウイルスや細菌などから
自分自身の体を守る力のことをいいます。
この免疫力が低下すると、
多くの疾病を引き起こしやすくなるのです。
免疫力を上げるための方法としては、
低体温の解消や、腸内環境を整えること、
食生活の改善、適切な運動、睡眠の質を上げるなど、
さまざまなアドバイスがなされています。
この免疫力も自然治癒力に含まれます。
このように自然治癒力は、
生きている人間なら誰でも備えているもの。
自然治癒力があるから生きている、
といっても過言ではないでしょう。
もうお気づきのことでしょうが、
自然治癒力と回復力は同じものです。
前にお話ししたように、
薬を飲もうが施術を受けようが、
結局は自分の回復力が治しているわけです。
だから、ふだんから備えるべきことは、
回復力の高い体を作りそれをキープすること。
その方法は山ほどあるので、
いまのあなたに必要なことを選べばいいですが、
常に、回復力の高い体をめざすことが、
天寿を全うするための最良を策といえます。
地上での使命は人それぞれ違うでしょうし、
誰でも長生きを目指す必要はありませんが、
志半ばで逝くというのは残念なことです。
だからこそ、回復力の高い体を作り、
後悔のない人生を送る必要があるのです。
そのための良い考えや方法は、
世の中にたくさんあります。
私の周りにも人々の健康を願って、
得意分野を生かして活躍している人たちがいます。
すべての健康法やメソッドに共通しているのは、
自然治癒力を生かし回復力を高めるということ。
あなたの自然治癒力、回復力が高まりますように。
歩行整体メソッドもこういう願いで創りました。
詳しいことは拙著↓を参考にしてください。
『10年後の常識!健康のツボ』
第553号 2017年12月4日
発行者 健康水先案内人/岡田宰治
公式サイト http://ameblo.jp/baffaro7
人類健康化の水先案内人/岡田さいじさんの
ブログより転載許可を得て掲載
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!