人類は社会的動物「正義の行動」には快楽が伴う仕組みが脳にはある 第 1,798 号

 本書は脳科学における最新の学術論文と科学

的エビデンスをもとに、不倫をめぐる謎を解

き明かします。興味深い動物実験、今では

禁じられた危険な実験、歴史に残る不倫

物語なども豊富に盛り込まれ、サイエ

ンスに疎い読者でも飽きさせません。

 さらに、「自分は絶対バレない」と信じて

いる人ほど危ない「認知の罠」など、私た

ちの日常に直結するエピソードもご紹介。

美人すぎる脳科学者による刺激的すぎる一冊!

 結論から言うと、今後の人類社会において、

不倫がなくなることはおそらくありえ

ないだろうと考えられます。 

 なぜなら、人類の脳の仕組みは、「一夫一婦

制」には向いているわけではないからです。 

 近年、脳科学の劇的な進歩によって、性行動

に大きな影響を与える遺伝子や脳内物質

の存在も明らかになってきました。

 また、人が持つ遺伝子のうち、たった1つの

塩基配列の違いによって、性的振る舞いが

一夫一婦の「貞淑型」から「不倫型」

になることすらあるのです。

 私たちの脳は、ただ遺伝子や脳内物質

に操られているだけです。

 いくら不倫バッシングが強くなろうと、

大切なパートナーが怒り狂おうと嘆き

悲しもうと、不倫がなくなる日が

やってくることはないでしょう。 

 そもそも哺乳類の世界では、一夫一婦

型の生き物は少数派です。

 研究が進むにつれて、旧来は一夫一婦型と

されてきた生き物の大半が、実はパート

ナー以外とも性的関係を持っている

ことが珍しくないことがわかってきました。 

 人類の歴史を見ても、一夫一婦制が法律や

道徳としてはともかく、実態として厳格に

守られてきたことは、ほとんどない

と言っていいでしょう。

 そればかりか、一夫多妻や乱婚を許容して

きた社会集団のほうが、むしろ人口の維

持には有利な側面もあったのです。

 とはいえ、不倫に対するバッシングもまた、

完全になくなることはないでしょう。 

人類は社会的動物です。

 この「正義の行動」には快楽がともなう

という仕組みも、脳には備え付け

られています。

 人々が偏執的なまでにフリーライダーを

見つけ出そうとし、見つけるやいなや狂

喜乱舞してバッシング祭りが始まる

ように見えるのは、理由のない

ことではないのです。

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 今回も最後までお読みくださり、

     ありがとうございました。感謝!

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