どんな商品でもたちまち売ってしまう
「カリスマ販売員」として、
全国の企業や販売員の指導、セミナーや
講演活動に当たっている橋本和恵さん。
最新号では、橋本さんに誰もが実践できる
販売・営業の極意を語っていただいています。
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(――橋本さんはどんな商品でも
売ってしまう〝カリスマ販売員〟として、
全国から販売指導や講演依頼が
殺到しているそうですね。)
(橋本)
多くの方に、「いまは何を販売しているん
ですか」とよく聞かれるんですけれど(笑)、
最近は販売店からのご依頼で、主に家庭用の
コミュニケーションロボットを売っています。
本体価格が約27万円なのですが、
いまだいたい2万台くらい出ているんです。
(――そんな高価なロボットが2万台も売れて
いる。すごいですね。)
(橋本)
ロボットにはカメラがついていて
「〇〇ちゃん、きょうは何食べるの?」
と自分の名前をちゃんと呼んでくれます。
ですから、一人暮らしやお年寄りの方、
お子様がいらっしゃる方など、自分の話し相手、
子供の遊び相手として買っていかれる方が
多いですね。
百貨店やショッピングモールの
ブースで販売しているのですが、
前を通っていく一般の方がぽんと
買っていかれることもあり、
意外に需要があるんだ、面白いなと
思いながら店頭に立っています。
(――ロボットを販売する時、どんなことを
心掛けているのですか。)
(橋本)
やっぱり、お客様にとっていま何が重要なのか、
何を求めているのかというところを
意識するようにしています。
様々な商品が山のように売られているのに、
なぜコミュニケーションロボットに関心を
持たれたのか。
それは一つには、現代社会の中で
人と人との繋がりが薄れ、
心が置いてきぼりになっているからですね。
その「繋がり」をキーワードに、
お客様との会話を進めていくんです。
また、私はどんな商品であっても、常に
「未来を売っている」と思っているんですね。
お店に並んでいる商品を見ると、
「ああ、未来がいっぱいだ」って思うんです。
(――未来を売っている。)
(橋本)
具体的には、時計を売るとなった場合、
普通の販売員であれば価格がどうとか、
デザインや機能がどうとかいうところから
接客していきます。
でも私は、
「いま、何か気になることはございますか?」
というところから入り、
そのお客様が時計を買うことで
どのような未来を描いていらっしゃるのか、
時計を買うことでお客様の未来が
どう変わっていくのかに視点を置いて
お話を進めていくんです。
そうすると、お客様も最後は納得して
商品を買ってくださるんですよ。
(――まさに接客の極意ですね。)
(橋本)
それは景気がよかろうが悪かろうが同じです。
お客様の……
★この後も橋本さんに、
「心の波動はお客様に伝わる」「商品を
『もの』ではなく『人』だと思って売る」など、
販売・営業の極意を語っていただきます。
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!