健全な共同体を護るには「川を上れ、海を渡れ」という広い視野からの公正な検証が必要 第 1,946 号

 かくて蝦夷は「和の国」に迎え入れられた

アイヌとの同化・融和・共生の歴史辺境

異民族征服史観が教えないこと

――国家の護民機能

 中学生が教わるキリシタン迫害史観 冷戦

――信長VSキリシタン

 第二次冷戦――秀吉・家康VSキリシタン

 島原の乱――信教の自由を守る戦いキリシ

タン迫害史観が教えないこと――政教

分離と信教の自由

 聖徳太子の名前は知っていても「和の国」

の歴史は知らない、教えられない

歴史を補う副読本。

 米国の始まりはメイフラワー号か、黒人奴隷

船か、信仰の自由を求めて新大陸にやってき

た清教徒たちの歴史は、「自由の国」アメ

リカの建国物語として、アメリカ国民の

統合を支えるエネルギーを供給する

「根っこ」でした。

  1619プロジェクトも、初代大統領ですら

人種差別主義者とする糾弾も、「自由の

国」アメリカの「根っこ」を攻撃

する手段に見えます。

 それはアメリカ国民の人種対立を燃え上が

らせ、またそういう歴史を教わる子供

たちに、国家のために尽くそうと

いう志を失わせる所業です。

 どの国でも、国家がどのような理念のもとに

成立し、維持されてきたのか、という「物語」

は、共同体の構成員を結びつける絆です。

 一国の歴史の「根っこ」とも言えます。

 「川を上り」とは、歴史を遡ることを意味し

ますが、特に一国の歴史においては、その

国を創り、支えてきた先人たちの労苦

を偲ぶことも含めたいと思います。

 健全な共同体を護るには、彼らの「根っこ」

攻撃に対して、「川を上れ、海を渡れ」と

いう広い視野からの公正な検証が必要です。

 そして、歴史教育はその検証に基づいた公正

なものでなければなりません。共同体破壊の

ためのプロパガンダであってはならないのです。

 歴史攻撃の最も効果的な手段が歴史

教科書の書き換えです。

 10代の子供たちに、我が国の歴史に対する

憎悪を植え付ければ、自国のために何事

かの貢献をしようとする志を失わ

せることができます。

それによって共同体の統合力が弱まり、

内外からの攻撃が容易になります。

 伊勢雅臣『学校が教えない本当の日本史』

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 今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝!

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