こんにちは、
岡田です。
前回は「ゆがみを再発させる硬い筋肉 -解消編-」でした。
今までの常識では、
筋肉が硬化して体が硬くなると軟らかくならない。
特に加齢による硬さは「年だから仕方ない」
とされていましたが実は軟らかくできること。
その解消法は、
3段階の手順を踏むことで、
柔軟性と筋力ともに蘇るということ。
けっこう革新的な内容だったと思います。
今回は、
骨格と筋肉が軟らかくなっても残る問題について。
もうすべてうまく収まるって言ったじゃない、
そう思われるでしょうが、
人間の体はとてもとても複雑です。
もうひとつ、
皮ふ筋膜の問題が残っています。
この皮ふ筋膜の問題は、
筋肉が硬化している人にはつきものです。
なぜなら、
筋肉が硬化している部分は、
その上にかぶさる皮ふ筋膜も弾力を失いやすいからです。
筋肉の伸び縮みが不十分なので、
硬い筋肉とともにさび付くといった感じでしょうか。
皮ふ筋膜は、筋肉の潤滑整復術にて、
同時に軟らかくなることもあります。
親指の先を使って筋肉を軟らかくする過程は、
同時に表層の皮ふ筋膜にも触れているので、
筋肉と一緒に刺激を与えられるからです。
ところが、
皮ふ筋膜までは軟らかくならない場合があります。
それは、どういう場合でしょうか。
筋膜と皮ふの間が癒着している場合です。
※筋膜には浅筋膜と深筋膜の2種類あり、
深筋膜はソーセージの皮のように筋肉を包んでいる膜、
浅筋膜は皮膚と筋肉層を隔てている膜です。
この場合は浅筋膜をさしています。
癒着している理由は、
皮下の潤滑液が滞っているからです。
滞っているところには、
セルライトが発生することも多く、
皮ふ筋膜がさらに硬くなる悪循環を起こします。
一方、潤滑液に満たされている健康な部分は、
皮ふを気持ちよくつまめるのですぐ確認できます。
親指と人差し指で、
皮ふをつまみ上げれば伸びるからです。
健康な皮ふはビューンと伸びますから。
ややこしいので、
ここで一度まとめましょう。
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骨格を軟らかくする(関節の潤滑整復術)
↓
筋肉を軟らかくする(筋肉の潤滑整復術)
↓
それでも残るのが皮ふ筋膜の問題。
↓
皮ふを軟らかくする(皮ふ筋膜の潤滑整復術)
——————————-
これが芯から皮まで軟らかくできるしくみです。
この発想はイイ線いっていると思うのですが、
意外に誰もわかってくれません。(-_-;)
ふつうは興味ない話なのでしょうね。
(皮ふ筋膜を軟らかくする方法)
皮ふ筋膜を軟らかくする方法は、
バカみたいに簡単です。
「皮ふをつまむ」だけ、
または「皮ふをさする」だけです。
骨盤周りを例にとって説明すると、
片っ端から皮ふをつまみ上げるのです。
健康的な皮ふなら、
痛みもなく気持ちよくつまみあげられます。
もし、つまみ上げられないところ、
痛くてつまめないところがあれば、
そこが滞って潤滑不全になっているところです。
そこに対しては、
リンパマッサージ、テーピングをする、超音波をあてる、
特殊なクリームを塗るなどして、
一時的に柔らかい状態を作り、
最後はさすったりつまんで軟らかくします。
その結果、関節が柔らかくなったり、
皮ふの色が良くなったり健康的な変化が現れます。
あとは、運動や体操、整体歩行で、
皮ふ筋膜が硬くならないように、
健康管理することが必要です。
今回のお話は、
歩行整体メソッド、第一の矢の補足です。
詳しいことは拙著↓を参考にしてください。
『10年後の常識!健康のツボ』
第550号 2017年11月13日
発行者 健康水先案内人/岡田宰治
公式サイト http://ameblo.jp/baffaro7
人類健康化の水先案内人/岡田さいじさんの
ブログより転載許可を得て掲載
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!