債権回収業から金貸しになり巨額の富を得て成金 第 2,522 号

 読みだしたら止まらない衝撃の小説デビュー

作品。2人を殺めた無期懲役囚が亡き父へ

捧げる鎮魂歌。

 菊山尚泰は1924年、朝鮮の貧しい農家に

生まれ、18歳の時に「夢の国」を目指し

日本に出稼ぎに来た。鉱山で働くうち

にその腕力だけで頂点に立ち、どん

な荒くれ男たちからも恐れられる

存在になった。

 終戦後、菊山は夜の街の用心棒、債権回収業

から金貸しになり巨額の富を得て成金に…。

1959年、菊山に待望の息子、翔太が

誕生し幸せな日々を過ごしていた

が、妻が突然出奔すると菊山

の人生が激変した。

 朝鮮半島からバラ色の未来を夢見て日本へ

やって来た人に素直に感心します。

●これは映画じゃ、絶対に太刀打ち出来ない。

――映画監督 三池崇史

●私の『血と骨』とは似て非なる法を超越した

親子の絆に圧倒された。物凄い才能が獄中

から出現した! ――作家 梁石日

●本作の前に、これまで描かれた「親から

子への愛」はすべて薄っぺらいものと

なった。――精神科医 香山リカ

●海峡を渡り己の力だけを信じて時代を駆け

抜けた男の、わが子を思うウソのように

真っ直ぐな心に、打たれた。

――ジュンク堂書店 難波店店長 福嶋聡

●血と暴力に彩られているが、これは私小説

である。剥いても剥いても真をつかめぬ

著者の懊悩は次の作品を生むだろう。

――作家 塩野米松 (2011年5月1日付産経新聞)

●父と子の熱い絆が、これでもかこれでもかと

描かれていく。その迫力たるや他に類を見

ない。――文芸評論家 北上次郎 (2011年

6月号「プレジデントファミリー」)

●読んで驚愕した。これほど濃厚な父子関係を

描いた小説があっただろうか。骨太で血の

匂いのする力作だ。――産経新聞社 文化部編集

委員 桑原聡 (平成23年6月号「正論」)

美達大和 (著) マッド・ドッグ

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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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