読みだしたら止まらない衝撃の小説デビュー
作品。2人を殺めた無期懲役囚が亡き父へ
捧げる鎮魂歌。
菊山尚泰は1924年、朝鮮の貧しい農家に
生まれ、18歳の時に「夢の国」を目指し
日本に出稼ぎに来た。鉱山で働くうち
にその腕力だけで頂点に立ち、どん
な荒くれ男たちからも恐れられる
存在になった。
終戦後、菊山は夜の街の用心棒、債権回収業
から金貸しになり巨額の富を得て成金に…。
1959年、菊山に待望の息子、翔太が
誕生し幸せな日々を過ごしていた
が、妻が突然出奔すると菊山
の人生が激変した。
朝鮮半島からバラ色の未来を夢見て日本へ
やって来た人に素直に感心します。
●これは映画じゃ、絶対に太刀打ち出来ない。
――映画監督 三池崇史
●私の『血と骨』とは似て非なる法を超越した
親子の絆に圧倒された。物凄い才能が獄中
から出現した! ――作家 梁石日
●本作の前に、これまで描かれた「親から
子への愛」はすべて薄っぺらいものと
なった。――精神科医 香山リカ
●海峡を渡り己の力だけを信じて時代を駆け
抜けた男の、わが子を思うウソのように
真っ直ぐな心に、打たれた。
――ジュンク堂書店 難波店店長 福嶋聡
●血と暴力に彩られているが、これは私小説
である。剥いても剥いても真をつかめぬ
著者の懊悩は次の作品を生むだろう。
――作家 塩野米松 (2011年5月1日付産経新聞)
●父と子の熱い絆が、これでもかこれでもかと
描かれていく。その迫力たるや他に類を見
ない。――文芸評論家 北上次郎 (2011年
6月号「プレジデントファミリー」)
●読んで驚愕した。これほど濃厚な父子関係を
描いた小説があっただろうか。骨太で血の
匂いのする力作だ。――産経新聞社 文化部編集
委員 桑原聡 (平成23年6月号「正論」)
美達大和 (著) マッド・ドッグ
の詳細、amazon購入はこちら ⇓
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!