企業の戦略ストーリーの創造は、経営者
の直観やセンスに大きく依存している。
その根底には、その人を内部から
突き動かす「好き嫌い」がある。
14人の経営者との「好き嫌い」について
の対話を通じて、経営や戦略の淵源に迫る。
「人との競争」が嫌い
競争は大嫌いですね。
ゲームも駆けっこも、昔から
好きではありません。
もともと、人をビックリさせたり
喜ばせたりするのが好きです。
友達の誕生日会ならサプライズをした
いと思うし、チャンスがあれば
何かしら企画したい。
それと同じことをやっていたら、
ビジネスになったのです。
それがサービスだったり、商品だったり、
アイディアだったり、自分の好きなこと
を選んできたら、「それがお金に
なった」というのが、僕に
とってのビジネス。
基本はずっと「自分の好きな仲間や友達
をビックリさせてやろう、驚かせて
やろう」ですね。
何かビックリさせることをやると、
お金があとからついてきたという。
それはバンドにしても、スタートトゥ
デイにしても、同じだと思います。
そして一番喜んでいるのは誰か、と
振り返ってみると、自分でした。
お金が儲かるということは、人が喜んだ
かどうかを端的に指し示す、僕にとって
のKPI(重要業績評価指標)みた
いなものです。
みんなが喜んだり驚いたりしているから、
この会社は伸びて利益が出ているのだ
と受け取るようになったので。
私の出身地でもありますし、この
本社がある千葉が好きです。
空気がいいし、あまり人々
がせわしなくない。
僕は東京の、特に人混み
がすごく苦手です。
車の運転も荒いし、道も狭い。
東京の人や車や空気は、常に
競争しているように見えます。
9時から15時までの6時間労働制です。
社員が「ろくじろう」と名づけて、
キャラクターまで作っています。
早く帰れる上に労働時間そのものを短く
し、その分集中して仕事に取り組んで
もらいたいと思っています。
僕は週3回しか会社に来ていません。
その代わり来た日は、8~10時間
ぐらい、根を詰めてやります。
本はほとんど読まないです。
テレビも見ないし、新聞も
読まないですね。
情報収集はツイッターだけですね。
情報ばかり受信していると、自分で
考えなくなっちゃいますよね。
前澤友作『「好き嫌い」と経営』
(楠木建、共著)
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日本人経営者・前澤友作による
宇宙を舞台にしたアート・プロジェクト
#dearMoon
その始動にあたり、2018年9月17日、
宇宙開発企業SpaceX本社で行われた
イーロン・マスク氏との記者会見
で配信したプロジェクト紹介映像。
(youtube)
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!