1「発酵生活研究家」への道
2 読者が選んだ『致知』の言葉/
特集総リード
────────────────
1「発酵生活研究家」への道
───────────────
栗生 隆子(発酵生活研究家)
───────────────
14歳から20年以上にわたって原因不明
の体調不良に悩まされ、生死の境を
さまよったこともある栗生隆子
さん。いまでは発酵食品に
出逢ったことで健康を
取り戻されたのでした。
─────
独学で発酵について学ぶうちに、発酵
食品に含まれる菌が腸内菌を蘇らせ、
薬に頼らずに過ごせるまでに回復。
頭痛、めまい、肩こりも解消された他、
肌が潤って保湿剤が不要になるなど、
全身がイキイキとしてきたのです。
心も体も元気になった上に、味もおい
しいとあって、発酵の虜になりました。
麹に始まり味噌や醤油、ヨーグルトなど
の食品、さらにはお米のとぎ汁で簡単
にできる「お米の発酵水」をつく
って、掃除に活用するよう
にもなりました。
こうした生活は何も特別なことではなく、
昔から生活の知恵として家庭で行
われていたことです。
近年薄れつつあるそうした習慣を一人でも
多くの人に伝えるために、「発酵生活研
究家」としての活動を開始したのです。
私は専門家ではないので、家事全般で発酵
を使った生活をしている意味合いを込めて
「発酵生活研究家」と名付けました。
とは言え、初めは趣味の延長線上の
ような形でスタートしました。
豆乳と玄米を発酵させてつくる豆乳ヨー
グルトがなかなか上手につくれず、そ
の情報交換のためにフェイスブック
上で「TGG豆乳ヨーグルト同
好会」というグループをつく
ったのが始まりです。
『致知』2018年11月号【最新号】
特集「自己を丹精する」P56
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!