君の人生はパパとママの言葉にならない溢れる涙から始まった 第 1,856 号

ダウン症を持って生まれた周君との日々を詩
に綴ってきた服部剛さん。


その詩には周君への限りない愛の眼差しが
溢れています。


最新号「人間を磨く」では周君の誕生や、
詩が生まれるまでの感動のエピソードを
語っていただいています。


★最新号の特集テーマは「人間を磨く」。
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(服部)
当時、妻は43歳。高齢出産の不安はありまし
たが、カトリックの教えから、天の意志に
沿わない「バースコントロール」、命の選別 
はしないと夫婦で決め、羊水検査などは受け 

ませんでした。

しかし、妊娠八か月頃、母子の健康状態が

悪いと診断され、妻は緊急入院。あれよ
あれよという間に、帝王切開することに
なりました。


病院から連絡を受けた私は職場を早退し、
すべてを天に委ねる思いで病院へと向かい
ました。

静まり返った病院の個室で、私は胸を高鳴
らせながら歓びの知らせを待ちました。

15分ほど経った頃、トントンとノックする
音が部屋に響き、ドアが開きました。

「おめでとうございます!無事生まれまし 
た。男の子です」と、看護師さんが笑顔で
知らせてくれました。

再び部屋に沈黙が訪れた次の瞬間、不安と
安堵が理屈にならない感情の渦になって
押し寄せ、気づくと私は全身を震わせ、
涙が両目からどーっと流れていました。


よかった、ありがとうございます……
やっとの思いで看護師さんに伝えると、
「奥様も生まれて間もない赤ちゃんに手を
触れた時、感極まって泣いていましたよ」
と教えてくれました。


周よ、君の人生は、君の生まれた2011年8月
18日は、パパとママの言葉にならない溢れる
涙から始まったことを、いつまでも覚えて
おいてほしい。


早産で生まれた周はNICU(新生児特定
集中治療室)に……


※この続きは最新号「人間を磨く」で
ご覧ください。

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  今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝!

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