こんにちは、
岡田です。
前回は「筋肉絞り体操の呼吸法」でした。
これは、コア・インナーマッスルを鍛える体操なので、
呼吸法が最重要となるいう内容でした。
今回は、整体歩行と呼吸法がテーマ。
※画像はアメブロ版にあります。
整体歩行は「歩行整体メソッド」では、
第三の矢という位置づけです。
結論からいうと、
ポイントはコア・インナーユニットが軽く緊張し、
十分に機能する状態で歩くこと、
前回の筋肉絞り体操の呼吸法と同じです。
では、具体的に説明しましょう。
・姿勢を整えるための呼吸法
整体歩行は骨格のゆがみを予防し、
内臓を元気にする歩行法ですが、
そのために最重要なのは姿勢です。
これは、インナーマッスルを緊張させ、
インナーユニットを整えた姿勢で前に進むのです。
そして呼吸法です。
「歩く時の呼吸法は自然でいいんでしょ」
普通そう思いますがコツがあります。
わたしも以前は特に考えてはいませんでしたが、
実際には、効果を出す呼吸法があるのです。
それは、鼻から吸って口から吐くこと。
厳密には、鼻から吸うのは常で、
口から吐くは時々行います。
では、なぜそうする必要があるのでしょうか。
まず、鼻から吸うのについては、
その方が自然だし呼吸器系にも優しい、
誰かと一緒に歩くときでも会話しやすい、
このように鼻から吸う方がメリットがあるからです。
ポイントは時々口から吐くこと、
こちらの方にあります。
まず、歩き始め(起動時)からいきましょう。
インナマッスルを軽く緊張させると姿勢が良くなります。
このときは、口を軽くすぼめて、
「ハァー」ではなく「フゥッー」と息を吐くと、
インナーユニット全体に力が入ります。
別の表現をすると、
お腹と背中を近づけて腹圧を高め、
骨盤を立てインナーユニットを使えるようにします。
一回、この状態を作ってから歩くわけです。
この呼吸と連動させた姿勢のリセットで、
正しい整体歩行(第三の矢)のフォームができます。
ところが、歩いているうちに、
このフォームが崩れてくるのです。
インナーマッスルの筋力が弱い場合や、
骨盤、股関節まわりが硬くなっている場合、
あまり歩いていない初心者の場合は、
フォームが崩れやすいのです。
そこで、フォームが崩れないように、
口をすぼめて吐くという動作が必要となります。
では、どれぐらいでフォームが崩れるのか。
人によって様々ですが、
早い場合は100m、持ちがいい場合は1kmという感じで、かなりの個人差があります。
なので、安全策をとって、
50mに一回ぐらい口から吐くといいでしょう。
この呼吸と連動した姿勢のリセットによって、
インナーユニットが機能して良い姿勢が維持できます。
ちなみに熟練者の場合は、
無意識に自動操縦のような感じで、
この呼吸を組み入れて歩けています。
・呼吸のリズムについて
つぎに、30分歩行するとして、
全体を通した呼吸のリズムについてお伝えしましょう。
基本的には鼻から吸い鼻から吐くでいいのですが、
スピードが上がる異次元歩行などの場合は、
鼻から吸い口から吐く方がしやすいです。
まだ、これについての結論は出ていませんが、
スピードによって変えたら良いでしょう。
遅い歩行では鼻から吸い鼻から吐く、
速い歩行では鼻から吸い口から吐くと、
息がしやすい傾向があるようです。
まあ、やりやすい方で呼吸してみてください。
その30分の中で姿勢をリセット時は、
定期的に口をすぼめて口から吐きますが、
それ以外はずっとこれで歩きます。
整体歩行は姿勢を整えることによって、
骨格全体の潤滑を整え軟らかい体をつくり、
内臓を元気にする歩行法です。
そのために必要なのが、
今回紹介した呼吸法です。
呼吸法というよりも、
呼吸を利用した姿勢矯正法といってもよいでしょう。
歩行を通じて全身を整えたい向きには、
一度試していただく価値はあります。
また、どうしても出来ないという場合は、
・筋力自体が足りない
・関節の柔軟性が足りない
・骨格がゆがんでいる
・骨盤や股関節まわりが硬い
こんな問題を内包しているので、
専門家にご相談ください。
歩行整体メソッドは、現在の立ち位置を知り、
ゆがみの解消から弱点の補強、
セルフケアまで一貫した回復~若返りまでの仕組み。
第一の矢(潤滑整復術)
第二の矢(姿勢矯正トレーニング)
第三の矢(整体歩行)
歩行整体メソッドについては↓
『10年後の常識!健康のツボ』
第596号 2018年10月2日
発行者 健康水先案内人/岡田宰治
公式サイト http://ameblo.jp/baffaro7
人類健康化の水先案内人/岡田さいじ
さんのブログより転載許可を得て掲載
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!