外交の「本当のところ」を解き明かす!今、
物事には「原理原則」というものがある。
原理原則に即して「事実」だけを見つめ
れば、たいていのことは、きわめて
シンプルに説明できる。
もし世の中で起こっていることが複雑に見え
るとしたら、それは原理原則を理解していな
いうえに、個人的な感情や先入観によって、
事実を見つめる目が曇っているからだ。
私は、つねづねそういってきた。
最近、何かとざわついている国際
関係も、もちろん例外ではない。
外交は実弾の飛び交わさない戦だ。
昨今の国際関係に目を向けてみても、各国
が貿易と安全保障をめぐってしのぎを削っ
ている。片方が何か手を打てば、もう
片方が別の手を打つ。
どうしたら貿易と安全保障を最大限、自国
に有利に持っていけるだろうかと戦略を
練り、つねに出方をうかがっている。
そういう意味では「平時」などじつは存在
せず、随時随所で外交という「戦」が繰り
広げられているといってもいいだろう。
「国際関係とは何か」と問われたら、
読者は何と答えるだろうか。ひと言
でいえば、国際関係とは国家間の
「貿易」と「安全保障」のことである。
貿易と安全保障は表裏一体であり、それを
国家間でどうしていくのかを話し
合うのが「外交」だ。
高橋洋一『外交戦。地理と貿易と
安全保障の真実』
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!