基軸通貨を握ることが世界を支配すること 第1,504号

 尖閣諸島問題はイギリスが仕掛けた謀略だった!

いま世界は未曾有の危機に直面しています。こ

の危機を乗り越えるには戦争しかありません。

 極東で戦争を起こし、スクラップアンドビルド

でもう一度世界を立て直すことを、英国王室と

ハプスブルク家は真剣に考えています。その

ためには、どうやったら中国が怒りだすか。

 その沸点を知るために尖閣諸島で問題を引き起

こしたのです。そして、極東・中東で戦争を引

き起こし、ドル基軸の経済体制をスクラップ

し、その後、金本位制に基づくポンド基軸

へ世界経済を作り直します。そのような

シナリオを2大王家は考え、着々と手

を打っているのです。真田幸光が

そのシナリオと生きるべき日本

の方向性を指し示します。

 アメリカは世界の水と食糧と原材料

とエネルギーを押さえた。

 英国王室とハプスブルク家が、大航海時代から

の既得権益層の頂点に立っていると私は考える。

 彼らの下に、その執事たるロスチャイルドや

ロックフェラーなどの財閥や企業コンツェ

ルンなどがおり、それらが欧米諸国、

特にアメリカと英国を通じて、世

界を支配していると考える。

 欧米諸国が世界を支配し始めるのは、大航海

時代からです。大航海時代を皮切りに、三角

貿易や植民地経営、そして帝国支配を通じ

て、全世界から膨大な富をヨーロッパに

集中させる。その大航海時代の2大

王家が、英国王室と神聖ローマ帝

国の王であるハプスブルク家だったわけです。

 2大王家のあと、表舞台で政治や経済を仕

切ってきたのは、ロスチャイルドやロック

フェラー、そしてもろもろの財閥と

その手下の政治家たちだ。

 ロスチャイルドはハプスブルク家の資金と

英国王室に近づくことで富を得る。そして、

その富で逆に欧州各国を動かしていく。

ロックフェラーは石油で財を成す

一族だが、エネルギー利権を

巡って王家と結びつく。

 かれら執事は、欧米各国でロビー活動をし、

膨大な富と利権で政権を揺さぶり、政策

を実現してきた。そして、自らが利益

を上げうる世界のシステムを構築してきた。

 そして表舞台から姿を消した王家は、株や

土地や債権、資源や鉱山の利権、知的所有

権など握り、それらの権利を持つことで

上がってくる上納金で悠々と暮らして

いる。政治や経済の現場からは身を

引き、それは現場のものに任せて

いる。そのため、ひとつひとつ

の欧米諸国の政策や動きに

彼らはタッチしない。

 しかし、彼らが得るべき上納金がこなくなった

時、あるいは上納金が上がるシステムが壊れ

そうなとき、彼らは全力で、そのシステ

ムを守り、あるいは新しいシステム

を構築しようとする。あらゆる

手段を使い、それを実現させる。

 基軸通貨を握ることが世界を支配すること。

 戦争は壊して作ることができる。スクラップ・

アンド・ビルドだ。スクラップすれば、そこ

に需要が生まれる。実需=実体経済が発生する。

 真田幸光『アジア戦争も探る

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 今回も最後までお読みくださり、

       ありがとうございました。感謝!

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