こんにちは、
岡田です。
前回は「体幹が弱いと困る人生の後半」でした。
体幹が弱ると背骨が硬くなり姿勢も悪くなる。
また、バランス力や内臓機能の低下を引き起こす。
解決策は体幹の筋トレと整体歩行という内容でした。
今回は「ゆがみの原因は二つだけ」というお話です。
※図はアメブロ版をご覧ください。
ここでいう「ゆがみ」とは、
骨盤や背骨などの大関節が潤滑不全を起こし、
繋がりが悪くなった状態をさします。
全身がゆがんで見える場合は、
多数の関節を巻き込んだ潤滑不全と考えてください。
(ゆがみの原因)
先天的なものは別として、
ゆがみの原因は二つだけなので、
これを徹底的にマークする必要があります。
1.骨折、脱臼、捻挫、打撲、などのケガ
2.ゆがんだ姿勢、不良姿勢のクセ
(ケガによって起こるゆがみ)
骨折、脱臼、捻挫、打撲などのケガはゆがみを作ります。
打撲を例に説明しましょう。
代表的なのは、しりもちの場合です。
しりもちは、ぶつけた座骨結節の痛みよりも、
てこの原理でかみこんだ仙腸関節が問題となります。
なぜなら、
打撲箇所は炎症が治まれば終わりですが、
ゆがんだところは、勝手に直らないからです。
それどころか、
それが原因でゆがみの連鎖を起こします。
なので、しりもちが原因で骨盤がゆがみ、
骨盤がゆがむと背骨がゆがむという関係だからです。
ひざの打撲の場合は、
ぶつけた膝のケガだけではなく、
その衝撃は股関節そして仙腸関節のゆがみを作ります。
これらのケガの問題点は、
打撲で傷めた箇所だけに意識が向いてしまうこと。
ふつう打撲箇所は1週間あれば治りますが、
ゆがみにより発生した症状に気づくのはその後から。
なので、因果関係に気づかなくなるのです。
骨折や脱臼は強力な外力が発生している証拠なので、
当然、該当箇所にゆがみが発生するし、
外力が協力だと隣接関節のゆがみも作ります。
捻挫の場合もしかり。
足首の捻挫は、捻挫箇所の炎症症状以外に、
膝や股関節、仙腸関節のゆがみを作ります。
(姿勢によるゆがみ)
前のめりでうつむきのスマホ姿勢や、
ねこ背はよく知られています。
姿勢が原因のゆがみは、
ケガに比べてわかりやすいですね。
たとえば、
左右非対称の座り姿勢や、
前のめりの座り姿勢など。
こんなクセがあれば自動的にゆがみは発生します。
なぜなら、
その姿勢を繰り返すことでクセになるからです。
また、姿勢が原因のゆがみに見られる特徴は、
ゆがみは徐々に進行することです。
ですから、痛みやしびれなどの、
不快な症状が現れるまでに時間がかかります。
(二つのゆがみの違い)
この二つのゆがみの違いは、
ケガは一瞬でゆがみを作るのに対して、
姿勢はゆるやかにゆがみを作ること。
もう一つの違いは、
ケガは脈絡の無いゆがみを作るのに対し、
姿勢は連続性の規則だったゆがみを作ることです。
かんたんにいうと、
ケガは専門家しか分からないゆがみですが、
姿勢は誰が見ても分かるゆがみとなります。
(解消法)
これには3つの方法があります。
1.ゆがみを起こしている関節を潤滑整復術で整復する
2.運動や体操など体を動かして関節を整える
3.反復運動の整体歩行などで関節を整える
これを三本の矢と呼んでいます。
解消法には、してもらう方法と、
自分でできる方法があります。
ゆがみの程度にもよりますが、
ケガによるゆがみは施術が必要ですが、
姿勢によるゆがみは筋トレで直せます。
軽度のゆがみの場合は、
整体歩行などのリズム運動でも直せます。
なぜなら、
整体歩行などの反復運動は、
四肢のバランスをとりながら行うので、
ゆがみの解消を促すからです。
だから、日常よく歩く人の場合は、
ゆがみにくいのです。
歩行整体メソッドは、現状を把握した上で、
ゆがみの解消から弱点の補強、
セルフケアまで一貫した回復~若返りまでの仕組み。
第一の矢(潤滑整復術)
第二の矢(姿勢矯正トレーニング)
第三の矢(整体歩行)
歩行整体メソッドについては↓
『10年後の常識!健康のツボ』
第599号 2018年10月23日
発行者 健康水先案内人/岡田宰治
公式サイト http://ameblo.jp/baffaro7
人類健康化の水先案内人/岡田さいじ
さんのブログより転載許可を得て掲載
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!