心学研究家の小林正観さん(故人)は、
ある時、この宇宙を貫く
一つの法則に気づきます。
「ありがとうの法則」――
「ありがとう」という言葉を口癖のように
唱えていると、自分でも信じられないような
出来事が起き、健康ばかりか運命までも
好転していくというのです。
正観さんが説く「ありがとうの法則」とは、
どのようなものなのでしょうか。
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〈小林〉
結論的な話から先にしましょう。
現在ある言葉の中で、
最高の影響力を持った言葉は
「ありがとう」の5文字でしょう。
ここに、どのような時も
「ありがとう、ありがとう、ありがとう」
と繰り返し、繰り返し唱えている人がいると
します。するとその人は、言葉の波動を受けて
体内の水や血液が再生し健康体になります。
精神も豊かになり、
人間関係も円滑になってきます。
そして、「ありがとう」の数がある
一定の数を超えた場合、
奇跡としか言いようのない現象となって、
その人に降り注ぎます。
「ありがとう」を宇宙に発し続けていれば、
「ありがとう」と言わざるを得ない
現象を次々に招きよせてくれるのです。
しかし、いきなりこういう切り口から話を始め
ても、否定的に受け取る方もおられるでしょう。
世の中には多くの宗教があり、
精神世界の不思議を説いているからです。
しかし、最初にはっきりさせておきますが、
私は宗教者でもなければ、
いかなる宗教団体に所属したこともありません。
むしろ逆に、若い頃は学生運動に明
け暮れていた唯物論者でした。
いまも唯物論者です。
30年来超常現象や人間の潜在能力に関心を抱き、
その因果関係を研究してきました。
私自身、偶然とは考えられない、
いくつもの神秘的な出来事にも数多く遭遇し、
その結果、宇宙にはある種の方程式が
あることが分かりました。
でも、私は唯物論者です。
むやみに神仏を信じたり、
すがるようなことはしません。
一つの現象が仮定された場合、
何度も実証を重ねて、
客観的な事実として確認する、
という作業を繰り返して
宇宙法則にたどり着きました。
(※本記事は月刊『致知』
2003年1月号 特集「言葉が運命を拓く」
より一部抜粋・編集したものです)
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!