渡瀬裕哉による政府への提言書、まずは規制
をやめなさい、そして税金をさげなさい。
地ビールは規制緩和の成功例なり。ただ、
販売量の伸びている酒類には、増税
が頻繁に行われている。
市場には、問題を解決する力がある。世の中に
ピンチがあれば、それに対して民間は
新しいビジネスをつくる。
民間の経営努力を評価し、伸ばしていくほうが、
最終的に問題の解決につながる。政府が民間
の儲けをピンハネするより大事なこと。
空港の民営化により、その民間企業にもイン
フラ運営のノウハウが、どんどん蓄積さ
れる。これにより、日本経済のレベル
アップにつながると予想される。
インフラ運営に関するノウハウとソフトを蓄積
して、日本流のやり方を極めて、世界のインフ
ラ・マネジメントに進出したい。それを積み
重ねて、海外でのインフラ建設のビジ
ネスを取りに行きたい。
製品の輸出入を支える重要な産業が海運業
である。世界中とつながる港湾。レベルの
高い港には、ヒト・モノ・カネ・情報が集まる。
日本は規制大国である。大きな社会問題が
起きたら、すぐメディアが騒ぐ。そし
て新しい規制がつくられる。
日頃、少しずつ課税されると、負担感が
マヒしてしまう。細かい税という足かせ
を少しずつ無くしていくことが、
経済の活性化につながる。
みんなで、「税をなくす」こと自体で手を
結べば、小さい税の積み重ねという
経済負担を減らせるのだ。
世界に広がっている日本のアニメ文化は、
「民」が作ってきた。政府が口を出さ
なくても、予算を出さなくても、
面白いものはマーケットで勝手に売れていく。
世界で急速に伸びている分野が宇宙ビジネス。
人工衛星から地表の様子が見えると、さま
ざまなビジネスに応用できる。
日本の宇宙ビジネスも、民間のアイデアで盛り
上げていけば、世界のトップ企業になることも
夢ではない。宇宙ビジネスの発展は、地上の
生活やビジネスを元気にすることにつながる。
政治の世界では、無党派層は「無視して
よい存在」として扱われる。政治的要求
をしないから。我々は、それを許さない。
日本の規制や税金ひとつひとつにシロアリの
ようなタックスイーターが巣食っている。
タックスイーターとは、税金や規制
に群がる人々のこと。
政治的に無視され続けられてきた無党派層が、
納税者として、つまりタックスペイヤーと
して目覚めれば、世の中は激変する。
納税者や我々が、政治家に改革を迫るのだ。
お金や票で応援してくれる業界団体や企業
は、それぞれの政治家の生殺与奪権を持っ
た存在なり。彼らに対抗できる減税
運動を、我々で盛り上げたい。
渡瀬裕哉『無駄(規制)をやめたらいいこと
だらけ。令和の大減税と規制緩和』
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!