平易な語り口で日常生活や仕事上の問題
を解決する方法を伝授します。
竹内流・問題解決思考法――難問に直面した
からといって、即座にあきらめることはまっ
たくありません。そういう時こそ、発想を
転換して、まずは「ざっくり」と考えて
みると、意外に道が開けてくるものです。
竹内式の実践で役立つ「ざっくり思考」
の4パターン。
1.さっくりと絵やグラフにしてみる。
2.ざっくりと仮説をたくさんあげてみる。
3.ざっくりと桁で憶えてみる。
4.ざっくりとデータの分布や誤差を
推定してみる。
物理が得意な人は、すべての公式を完璧に
丸暗記しているわけではない。コツを知っ
ている。公式を忘れてしまっても、実
は次元解析だけから導ける。
実生活の現場で役立つのは、孤立した知識
ではなく、「知識同士の関連性」だ。
ここ、すごく重要。
実社会で活躍している人は、自分の関わって
いる専門と専門外のいろんな知識が、頭の
中でうまく関連付けられていて、知識
のネットワークがすごく広がる。
知識どうしが繋がっている人たちのほうが、
圧倒的に社会で活躍できる。そういった
ネットワークされた知識のことを
昔の人は「知恵」と呼んだ。
そもそも人間がやるべき仕事の萌芽は、
フィクションのことが多い。人間は
ゼロから何か問題を思いつく
ことは少ない。
荒唐無稽と思われる完全なイマジネーション
の世界、フィクションを小さいころから与え
られていると、大人になって社会に出るま
で10数年の準備期間がある。さらにいろ
んな道具や技術を身に付けるまでに
何年かの期間があったりする。
その間にテクノロジーが進歩し、昔できな
かったことができるようになったりする。
だから、小説やアニメなどのフィクション
に触れることは、「問題を探す」こと
につながる部分がある。
フィクションを読んだり、見たり、聞い
たりすることは、創造力を豊かにす
るためにはとても重要だ。
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!