34歳ときに三菱商事からサンリオに入社した鳩山氏。
海外でのライセンス事業に注力した結果、欧米での収入
が大きく伸びたことで(営業利益の90%以上は海外)、
会社の営業利益は5年で約3倍、時価総額は約7倍に。
その実績をかわれ、2013年6月には39歳にして、
DeNAの社外取締役に抜擢。
鳩山氏は一体、どのようにして桁外れの結果を
出し続けているのか。
その秘訣を具体的に伝授。
人前でやらない努力が最も成果につながりやすい。
新しい会社や部署に入ったら、そこに
ある本や資料を全部読み込む。
私が三菱商事に入社したときは、まず職場の
外部環境について、入社前に一通りの情報を
洗い出ししてチェックしていました。
業界や競合企業の情報なら、雑誌や新聞の記事、
公表されている財務データなどリソースは
山ほどある。
自分が入る会社の売上や利益、自分が配属される
部署の社内での位置づけなども、その気になれば
いくらでも調べられる。
入社初日には、外部から得られる情報は
一通り頭に入れていました。
入社後は、部内にある本や資料すべてに
目を通していました。
周囲の人がみんな帰ったあと、会社に居残り
して、キャビネットに並んでいる分厚い
ファイルや書籍などを読み漁った。
これは自分がこれから仕事をしていく領域に
ついて学ばなければならないことを、でき
るだけ早く身に付けるためです。
残業という意識はなく、趣味の
ような感覚で楽しんでいた。
人よりも一歩でも二歩でも先に進んでいくために
必要な準備であって、私にとって未知の資料を
読んで新しい知識を得る時間はとても
楽しいものだった。
どんな分野でも専門家と対等に
話ができるようになれ。
何事も、最初に知識を仕入れておくことは
大きなアドバンテージになる。
これは仕事も同じこと。
新しい仕事をすることになったら、私は
まずその分野について書籍やセミナー
で一気に勉強する。
移動中には片っ端から雑誌を読む。
「情報量でアドバンテージがあると、
さまざまな場面で差がつく」と
いうことを強く実感した。
社内ルールを覚えろ。
新卒で入社した三菱商事では、最初の1年で
仕事の型を徹底的に叩き込まれました。
サンリオへの誘いに即答できたのも、事前に
準備をしていたから。
実は「サンリオに入る日が来るのではないか」
と考えて準備をしていた。
ほんのわずかでも時間があれば、
足を運んで人に会う。
「できないこと」を作らない。
無理だ、と決めずに、どうやれば可能になるか、
と考え、工夫や努力を重ねれば、必ず突破口は
見えてくるはず。
ムダに思えることこそ、深く
掘り下げて学んでおく。
イスラエルのIT企業と組んでソフトウェア開発に
取り組んだときも、専門外であったが、
システム開発やコンピュータ言語、アプリケーション
制作などについて相当勉強した。
エンジニアと対策を話し合うためにはある程度
知識をつける必要があった。
私自身、20代の頃にプロジェクトの現場を
経験しながら、夢中になってシステムの開発や
コンピュータ言語などの勉強をしたことは、
今でも大いに役立っている。
勉強は何歳になっても続けるべき。
私も新しい仕事に取り組むときは、
基本書と呼べそうな本を何冊も
読んで基礎知識をつけている。
鳩山玲人『桁外れの結果を出す人は、人
が見ていないところで何をしているのか』
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。 感謝!