必要なのは学ぶ力(記憶力)第二に創造力 = 2-2 = 第 2,799 号

 ユダヤの秘密は「教育」にあり。ユダヤには

教育の大切さを教える沢山の格言がある。

 「人が生きている限り、奪うことができ

ないものがある。それは知識である」

 「人は、本からもっとも大きな知識を得る」

 教育水準の高さが、日本の明治時代

の発展に貢献した。

 江戸時代末期、幕末のころの教育とはなん

だったのか。それは読み書きソロバンや、

歴史や儒教の勉強だった。つまり、金

儲けと直接関係のない教育が、のち

のちの経済発展に寄与したのだ。

 ユダヤ人は子供たちに、「3歳からのMBA」

を教えているから金持ちなのではない。では、

何を教えているのか。「旧約聖書」と

「タルムード」である。

 旧約聖書は、アダムとイブから始まるユダヤ

の歴史書。タルムードは処世の書である。

 日本とユダヤに共通しているのは、「大部分

の子供たちが、幼いころから基礎的な学問

をやっていた」ということ。

 「教育が大事」というとき、それは読み書き

ソロバンと歴史や古典の研究だった。それ

が各界で活躍する原動力になる。

 個人や国の発展に必要なのは、第一に学ぶ

力(記憶力)、第二に創造力なり。

 創造力は、その分野に必要なことをすべて

記憶した後に出てくるのだ。

 ソ連崩壊でボロボロになったロシアは復活

した。たしかにロシアの大富豪には、石油、

鉄鋼、非鉄金属など資源系が多いのも

事実である。しかし、投資、金融、

通信、ITなどの分野でも

成功者が続出している。

 私はこの点について、ロシア科学アカデミー

の幹部と話したことがある。その人は、「ロ

シアから成功者が続出している理由は、ア

カデミズムの基礎があるからだ」とのこと。

 彼は、「学ぶ方法を身につければ、どんな

分野でも応用がきく。ロシア人は共産時代、

ビジネスに興味がなかったが、必要に迫

られて勉強しはじめた。もともと学ぶ

能力は高いので、どんどん成功して

いる」と笑っていた。

 ロシアにいる日本人なら知っていること

だが、ロシア人の記憶力は尋常ではない

 ロシアの学校では、本の内容を1冊丸々

覚えなければ、試験に通らない。

 「年をとって記憶力が衰えた」という人が

いる。実は、記憶力と年とは関係ない。勉

強をつづければ、年とともにますます

良くなっていく。

 ユダヤの子は、タルムードを暗唱し、フラン

スやロシアの子どもは、自国の偉大な詩人

たちの詩を丸ごと覚える。日本でも、

漢籍を暗唱するのは、武家の伝統

的な教育方法であった。

 いまこそ、陰山メソッドに学ぼう。陰山先生

は、経験から、「暗記暗唱は決して子供の

個性を奪う学習ではなく、基礎基本の

力として、子どもの学力の土台と

なって、子どもたちの高度な

学習を支える大きな力と

なるものである」と

確信するに至ったとのこと。

北野 幸伯 (著)『「自立国家」

         日本の創り方』

の詳細及び書籍購入はこちら ⇑

  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

スポンサードリンク

♥こちら噂の話題満載情報♥

ぜひ、いいね!を「ぽちっ」とお願いします

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください