ホームページに、聞き取ってきた必要な物資
とその数を掲載し、それをツイッターにリン
クして拡散し、全国の人から物資を直送し
てもらい、送ったという報告だけは受け
取るようにして、必要な個数が送られ
たら、その物資に線を引いて消していくのだ。
10分あればできることがある、いまの自分
にしかできないことがある。
フェイスブックのグループをつくる機能を使う
ことで、グループや支部ごとにメンバーの登録
や情報の伝達、共有、交換が容易にできる。
そしてフェイスブック上に、マネジメント、
web構築、会計、翻訳、電話窓口、渉外、
庶務、公的支援申請、広報など、多く
のチームが立ち上がっていたのである。
情報拡散のツールであるツイッターと、組織
運営ツールとしてのフャイスブックのグルー
プ機能が、「ふんばろう」の両輪となり、
被災地を駆け巡ることになるのである。
「重機免許取得プロジェクト」で
121名が免許取得。
親族のネットワークがこれほどまでに心強い
ものであることもまた支援を通して学んだこと。
僕らが少しでも進めておけば、次の世代
がさらに進めてくれる。
現地での体感を「方法化」していく。
誰に何を配ったかをデータ化して、
どんどん配っちゃう仕組み。
最後の5%にはこだわらず、あまり厳密に
考えすぎずに、95%のところで、どん
どん迅速にやっていく。
プロジェクトを成し遂げる「核」は、何か。
「目的」を共有することは、活動が目的
からブレないためにも重要になる。
ボランティア・プロジェクトチームのトラベル
を減らすための7か条。建設的な場に
するために心がけたいこと。
1.質問は気軽に、批判は慎重に。
2.抱えてから揺さぶる。
3.集中攻撃に見えるような言動は慎みましょう。
4.初めての参加者も見ています。
5.電話や直接会って話しましょう。
6.休むこと。
7.被災者支援を目的としている人はすべて味方です。
こうした処方箋は、かなり効果があった。
この文章が定期的に読まれることで、
予防効果もあった。
階層をつくらず、シンプルにする。
心だけで動いているボランティアはモチベー
ションがすべて。いろいろ大変だったけど
やってよかった、と思ってもらうこと
は決定的に大事。
感謝を忘れたとき、組織は崩壊する。
西條剛央『人を助けるすんごい仕組み』
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝!