1 おすすめ対談の読みどころ
2 今日の「一日一言」/信用が第一
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1 おすすめ対談の読みどころ
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小西 忠禮(関西シェフ同友会会長)
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木村 秋則(りんご農家)
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世界一の名門ホテル・リッツに日本の
料理人として初めて職を得、現在は
幼児教育に邁進する小西忠禮さん。
道なき道を進んでこられた小西さん
の思いを語っていただきました。
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【小西】
私は今年喜寿を迎えるんですが、77年
の人生を振り返って思うことは、自分
みたいに幸せな人間はいないな
ということです。
人が経験しないような苦労もいっぱいして
きましたけど、それは自分を磨くために
してきたことですし、そういう努力
を続けている限り、人生という
のは、一番いいタイミング
で、一番いいことが起
こってくるということです。
本当は人生ってバラ色なんですよ。
そのバラのつぼみを見つけられる
かどうかの違いだと思うんです。
ちょっとした小さなことに気づくこと。
日頃から小さな感謝を積み重ねて
いくことで人生は随分違ってくる。
些細なことでも、よかったな、うれしい
ことだなと、そういう感謝力の差が人生
に大きな違いを生むと私は思います。
【木村】
本当にそのとおりだと思いますよ。
【小西】
私が懇意にしてる指揮者の佐渡裕さんが、
子供の頃からの夢だったベルリン・フィ
ルでタクトを振ることになった時、
お祝いに親しい仲間と5、6人
でスコットランドを旅行したんですよ。
その時に佐渡さんが「人間、大事な
のは感謝力やなぁ」としみじみ
おっしゃっていました。
ベルリン・フィルといえば、
世界的な奏者の集まりです。
自分がそういう超一流の楽団でタクト
を振ることができるようになったのは、
それまでにいろんな人に見出して
もらったおかげだと。
そして感謝力のある人は、皆がよって
たかって持ち上げてくれるので、三段
跳びで階段を駆け上がることが
できるとおっしゃるんです。
あんな世界的な指揮者からそんな謙虚
な言葉が出るんだから、我われが感謝
できなかったらどないすんねんと(笑)。
やっぱり人生、感謝力ですよ。
感謝を忘れない人は必ず大成する。
それは人生の摂理ですよね。
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対談では、若き日の小西さんの
挑戦記も存分に語られています。
小西さんはまさに熱意で道なき道を
切り開いてこられた方です。
『致知』2018年7月号
「道なき所に道をつくる」P66
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2 今日の「一日一言」/信用が第一
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信を人に取れば、即(すなわ)ち
財足らざること無し。
【訳】
人に信用されるようになれば、
お金に困るということはない。
『佐藤一斎 一日一言』
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。感謝